サステナブル・マーケティングその①:「付随機能」による差別化
前回までは「サステナビリティは何ぞや?」といった概念的な内容も多かったですが、本日から「サステナビリティ・マーケティング」とよりビジネスよりな内容がスタート。
全4回のサステナブル・マーケティング講義の全体像は下記のイメージです。
今日のハイライトは
サステナブルマーケティングとは、SDGsの実現に向けた価値を創造し、伝達し、提供すること
(例:環境に配慮したモノづくりをし、共感を呼ぶコミュニケーションをとり、製品回収のプロセスを作る)製品には「コア(中核となる便益)」「形態(素材、パッケージなど)」「付随機能(アフターサービス)」がある
「いろはす」はゴミ削減に参加できる付随機能がある
行政、企業が市民に対して働きかけ、シティズンシップを醸成する取り組みが大切
「いろはす」をサステナビリティ・マーケティングの観点で見る、という視点が特に面白かったです。
薄くて絞れるボトルで販売するという行為が、単に原材料の削減に繋がるだけでなく、ユーザーがエコロジーの活動に参加できる、という価値を提供していることに気が付きました。
みんながみんな「エコロジー活動に参加している」と思っていないかもしれませんが、「なんかいいことをしている気がする」という気持ちは当時私にもあった気がします。
本当にうまくいっているサステナビリティ・マーケティングは自身が参加していることさえ気づかせないのかもしれませんね。