マイナンバーカードで市内のバスが無料で乗車できる?!

こんにちは、leapfrogです。本日のレポートはこちら
“市内のバスが無料で乗車できる?!“
三重県津市で交付されている【シルバーエミカ】です。
三重県津市、ここになります↓↓
https://goo.gl/maps/vJcSYE4RM5pzgvMY8

津市ってどんなところ??ユニバーサル ホームさんの記事です。
https://www.universalhome.co.jp/iebana/lifestyle/1456.html

さて、本題の【シルバーエミカ】に入りましょう。
津市では、2017年9月25日より、高齢者外出支援事業として、交通系ICカード(以下、ICカード)「シルバーエミカ」の交付を始めました。

目的は、高齢者の日常の移動を支援し、外出の機会の拡大を図ろうと導入したもので、対象は、65歳以上の市内在住者となっています。カードのデザインはこんな感じです。

シルバーエミカ

シルバーエミカを提示すると、市内8地域・24路線が運行されているコミュニティバスに無料で乗車できるほか、三重交通グループの路線バスが利用できる年間2,000円分の乗車ポイントが付与されます。
津市のコミュニティバスについてはこちらをチェック!
https://www.info.city.tsu.mie.jp/www/contents/1001000011601/index.html

ポイントを使い切った後は、エミカ発売窓口やバス車内などで現金をチャージすることにより、バス乗車に利用することができる。
三重交通のICカードはエミカっていう名前なんですね。
せっかくなのでエミカの情報も載せておきましょう。
https://www.sanco.co.jp/shuttle/emica/

シルバーエミカの交付申請は、市役所本庁舎、および市内9カ所の総合支所で受け付けています。

さて、今回なぜ【シルバーエミカ】をレポートしたかというと、このシルバーエミカ、実はマイナポイントと同じような仕組みなんです。
マイナポイントは、マイキーIDとキャッシュレスカードを関連付けることによりポイントが付与されます。
シルバーエミカも同じで、マイキーIDとシルバーエミカを関連付けることによって乗車ポイントが付与される仕組みなんです。
マイナポイントが国と民間企業とのコラボなら、シルバーエミカは国と地方自治体とバス会社のコラボになります。

乗車ポイントについての説明はこのようになってます。

「乗車ポイントは、1ポイント1円相当で運賃支払いに使えます。
シルバーエミカ初回交付時に2,000ポイントを付けてお渡しし、2年目以降は前年度に使ったポイント分を、2,000ポイントを上限にチャージします。」

かなりお得じゃないですか?津市の住民にとってはとても嬉しいですよね。

シルバーエミカは、総務省の地域活性化戦略の一環としてスタート。マイナンバーカードの「マイキープラットフォーム」と「自治体ポイント管理クラウド」を活用して運用されています。


実は高齢者にバス乗車券を無料配布する構想は、2016年ごろからすでにあったのですが、莫大な費用がかかるため、構想は一度暗礁に乗り上げてしまいます。
そこに、システム構築費をかけずに運用可能な総務省の地域経済活性化戦略の話が持ち上がり、国と市とバス会社が一体となった全国初のモデルケースとなるプロジェクトが再始動。一気に実現に向かったのです。
ちなみに利用者に交付するICカード「シルバーエミカ」の作成費用は、市が全額負担しています。
シルバーエミカのように「マイキープラットフォーム」と「自治体ポイント管理クラウド」を活用したプロジェクトが他の地方自治体にもどんどん広がるといいですね!


今回はレポートしませんが【自治体ポイント管理クラウド】についてはこちらでチェックしてみてください。
https://www.point-navi.soumu.go.jp/point-navi/summary/mykey

本日はシルバーエミカについてでした。記事をご覧いただき誠にありがとうございます。次回のレポートをお楽しみに!
それでは、また。