見出し画像

農家さん、JGAP始めてみませんか?(その56、11.1燃料の管理)

皆さん、こんにちは。
いつもご覧くださり、誠にありがとうございます。

さて本日から11章エネルギー等の管理、地球温暖化防止について解説していきますね。
本日は11.1燃料の管理となります。
早速ですが、要求事項はこちら↓

出典:日本GAP協会

火災・爆発の発生、流出による環境汚染防止、食品安全のために、燃料の保管・給油について、以下に取り組んでいる。

まず、該当する燃料としては
ガソリン、軽油、混合油、灯油、重油、オイル類などが考えられます。

ご自身が燃料を保管している場所の
①火気厳禁表示は実施出来ていますでしょうか?

実施されていない方はこういった赤地に白文字の表示をしましょう

②保管容器は、内容物に適した容器でしょうか?
ガソリンは金属の携行缶、混合油や灯油、軽油も適した容器がありますので
ご自身の保管燃料と容器が一致しているかどうか確認をしましょう

③有効期限内の消火器を設置しましょう
周囲の状況によって使う消火器は異なります。
一般的な白い粉が入った消火器はABC消火器と言います。
例えば食品工場などで、このABC消火器を使用すると、復旧に時間が掛かる為、二酸化炭素で消化する消火器を使用しています。
ご自身の状況を鑑みて、設置しましょう。


④受け皿などを設置して燃料漏れを予防しましょう
薄いトレーなどでは、漏れた場合すぐに溢れてしまうので出来れば内容量すべてが受けられるケースなどで流出を防止した方が良いでしょう。

また、すぐに使うからとノズルを付けたまま保管されている方がいらっしゃいます。
必ずノズルは外し、キャップを締めましょう。

⑤引火防止対策として地面に静電気が逃げるように保管しましょう
⑥高温になる場所には保管しないようにしましょう

⑦当たり前ですが、農産物に影響のない場所で保管しましょう

そして、多くの人が間違えるのが
消火器の設置場所です。

燃料の近くに置きがちですが、必ず燃料の保管場所から少し離れた位置に設置しましょう

何故か・・・

実際に火災が発生した場合、炎でその消火器自体が取れない可能性があります

とりあえず設置したからOKでは無く、実際に火災が発生した想定で設置場所は検討しましょう。

纏めると
①火気厳禁表示は実施出来ていますでしょうか?
②保管容器は、内容物に適した容器でしょうか?
③有効期限内の消火器を設置しましょう
④受け皿などを設置して燃料漏れを予防しましょう
⑤引火防止対策として地面に静電気が逃げるように保管しましょう
⑥高温になる場所には保管しないようにしましょう
⑦当たり前ですが、農産物に影響のない場所で保管しましょう

消火器は燃料置き場から少し離れた位置に設置しましょう

これらが網羅出来れば、59/113クリアです。
おめでというございます。

次回は、11.2省エネルギーの推進について解説していきますね。
引き続きお付き合いください。


いいなと思ったら応援しよう!

LEALE
よろしければサポートお願いします! いただいたサポートはJGAP普及活動費に使わせていただきます!