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農家さん、JGAP始めてみませんか?(その52、10.1.2収穫や農産物取扱いに使用する器具・備品や包装資材の管理)

皆さん、こんにちは。
いつもご覧くださり、誠にありがとうございます。

本日は10.1.2収穫や農産物取扱いに使用する器具・備品や包装資材の管理について解説していきますね。
早速ですが、要求事項はこちら↓

出典:日本GAP協会

農産物の汚染を防ぐために・・・取り組む必要があります。

前提として・・・
『農産物に接触するものは安全であること』
です。

破損が無いことはもちろん、洗浄する水の安全性、資材の安全性も求められます。

(1)劣化・損傷・汚染されていないか定期的な点検
→①使用前に目視点検を徹底しましょう

例えば、
収穫コンテナが泥まみれになっていないか?割れていないか?
収穫に使うハサミや包丁の刃は欠けていないか?
など

もし、(2)点検の結果、不具合を発見した場合、修理・洗浄・交換等の対策の実施をしなければなりません

よく農家さんで見られるのが・・・
『割れた収穫コンテナ』です

もったいないからと交換せずに使用しているとその破片が農産物に付着し、そのまま出荷される可能性があります。

異物混入となりますので、ご自身の器具・備品・容器に異常が無いか確認してから使用するようにしましょう

(3)衛生的な保管
→②保管する場所は雨ざらしになっていないように且つ変質しないような環境での保管をしましょう

→③農産物に接触する資材は安全データシート(SDS)を取得しましょう

素手作業では無く、食品衛生法適合の手袋を使用しているか?
梱包袋の安全データシート(SDS)は取得しているか?溶出試験に合格した物か?

ご自身の資材の状況をよく確認してみてください。

(4)複数の包装資材を使用している場合、包装資材の誤使用・誤表記を防ぐ工夫
→④誤使用防止表示の徹底、保管場所を分けるなどの対策をしましょう

(5)安いからではなく、信頼できる業者から購入しましょう

纏めると
①使用前に目視点検を徹底しましょう
②保管する場所は雨ざらしになっていないように且つ変質しないような環境での保管をしましょう
③農産物に接触する資材は安全データシートを取得しましょう
④誤使用防止表示の徹底、保管場所を分けるなどの対策をしましょう

これらが実施出来れば54/113クリアです。
おめでとうございます。

次回は10.2の掃除道具、洗浄剤、潤滑油などの解説をしていきますね。
引き続きお付き合いください。


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