
D51 ( その2 )令和編
男と女
2026年 表参道 Coffee Corespndo.にて
男と女の会話
【彼らは若々しく輝く愛をかかえながら、街の華やかな通りを歩んできた。
彼女の瞳には禁断の情熱が宿り、彼の手は彼女の腰を優しく包み込む。
あたりの喧騒が遠くに感じられるなか、二人の間には甘い密会の秘密が漂っていた。
街並みの華やかさとその背徳的な愛が交差する瞬間、まるで時間が止まったかのような幻想的な光景が広がるのだった。】
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男:どうだろう、こんなかんじで?
女:背徳だなんて……。すこし古いけどフフフ? いいんじゃない
男:AIの文章だからなハハハ
女:この文体は?
男:フランス文学風に
女:場所、男女、不倫カップルとか条件を入れたんでしょ、AIに?
男:そうさ これからどんどんやって小説を書かせたいんだ。
理想はだな。短編とはいわない、掌編でもいいから
AIではなく昔の作家たちの文をね、ばらばらに切ってひとつの作品をつくること、きっと楽しいだろうな
女:それが仏文風で、作家名はいれないのね
この【】は断腸亭の黒点みたいけど?
男:みたいなものさ。わかるだろう? これがAIの文章なんだよ、礼儀だ
女:なるほど
男:うまく書けてない気がするが、疲れた。これで終えよう
女:それにしても長いわ、あなたとわたし。たしか三十代おわり?
男:きみと出会った? そうだ。するときみはいくつだった?
女:女性に歳きくなんて…らしくないですこと……もう一杯お飲みになります?
それはそうとD51の昔話はどうなって?
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【彼女は優雅な仕草で部屋を照らし、その瞳は深い秘密を抱えているかのよ
うに輝いていた。
髪は風に舞い、微笑みはまるで春の花を咲かせるよう。
まるで詩のように美しく、心を惹きつける魅力に満ちて……。】
(つづく)