見出し画像

変わった親、らしい *うつ病経験者の育児奮闘記*

小4の2学期、放課後に嫌な思いをしているという娘からの訴えがあった。

・校庭で複数人と遊んでいる中で「帰れ」コールをされる
・実際とは違う公園で遊んでいると嘘をつかれる(行ってみると誰もいない)
・「ここで遊んでるよー」とビデオ通話でヒントを与えられ、その場所に行くと「なんで来たの?」「キショイ」と言われる
などなど

他にも交友関係でのトラブルが発生したこともあって、担任の先生にアポを取って面談に行ってきた。

私の中ではあくまでも“情報収集”
長女の拙い日本語では、事実がまったく見えない…
年齢とともに少しだけ賢くなって、自分の非を隠すようにもなってきた。

シンプルに言えば「ハブられる」状態の原因は、娘のどこなのか?何を改善すれば平穏になれるだろうか?
私のベースにあったのはそんな考え。
私から見えない学校での様子や問題点を担任目線で教えて欲しい、そんな心構えだった。

『ただただ事実が知りたい』
保育士をやっている知人に言ったら「そんな親は珍しい」と言われた。
「ウチの子がいじめられてる!意地悪をされてる!」「ウチの子にも非はあるかもしれないけど」という親が大半らしい。

実際、担任の先生も深刻に受け止めた様子で「少しお時間ください」と…周りにいた子たちに聞き取りをしてから後日電話をくれた。

「学校としては〜」「いじめ」「被害者」「問題」などの単語が出てきて、そういうレベルなのかと初めて気づく。
でも、いじめでもないし被害者とも思っていない。

長女には長女の言い分があるけど、相手にも相手の言い分がある。
元を辿ればどちらも被害者で、どちらも加害者。
人間関係において、どちらかが100%悪いということは有り得ない。
長女ができるのは、嫌われる要素を減らしていくことくらい。(自分を抑えろとか、他人軸で生きろとかいうことではなく)

我が子の肩を持たない私は冷酷なのかな?とも思うけど…
「感情を排して事実を捉える」のが私の強みでもある。
「根本原因を突き止めて改善していくこと」が私にとって価値のあること。

長女の「嫌だった!」「悲しかった!」という感情にはなかなか寄り添ってあげられない。
「なんで?」「その前に何をしたの?」とつい言ってしまう。

こう書くとやっぱり冷たい母なのかもしれない。。

いいなと思ったら応援しよう!