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眩しくて 僕は目を逸らしてしまう

須田景凪(すだ けいな)さんの楽曲、「メロウ」について書きました。


1番

眩しくて 眩しくて
僕は目を逸らしてしまう
似合う言葉ひとつだって
何も言えない僕だ

この曲には、「僕」が思わず心の中で追いかけてしまう、そんな相手への思いが書かれています。
相手のことを眩しいと表現することで、きらきら輝いているだけでなく、その人はどこか遠い存在のようにも思えます。

乱反射した太陽が
君を連れ去ってしまう
なんだかとても寂しくて
目を伏せた

太陽の光を受けて色々な方向へ反射する、つまりその子は様々なことに挑戦していたり、自分以外の沢山の人とも関わって、みんなを笑顔にしているのかもしれません。
「なんだかとても寂しくて」と思う僕からは、まるで曇った雰囲気が漂っているよう。明るいあの子との対比も感じられます。

こんなに狭い世界で
跳ねる笑い声が
とても綺麗に響くから
救われたんだ

ここの歌詞。寂しく思ってしまうのも、また救ってくれるのもその子なんだな、と胸がキュッとなりました。



2番

感情論で生きるなら
君に 近付けるかな
弱さも僕の一部だと 認めたいんだ

大人になるほど、よく考えて冷静に行動することが求められる世間。そんな中で自分の気持ちに真っ直ぐに生きることは、簡単ではないと思います。
そして「僕」は、本当の自分を隠して過ごしているのも伺えます。

風を纏う 風を纏う
君にただ見惚れていた
心溢れてしまいそうで
天を仰ぐ僕だ

そんな自分を隠していた「僕」が、感情的になってしまいそうになる、、
それだけ相手の力って、人のパワーって大きいんですね。

ひとりは寂しくないだろうか
ふたりは重荷となるだろうか
初めての出会いだった

1人でいることは、心の空間が広い分寂しくなってしまう。けれど、誰かと共にいることも、決して楽しいばかりではありません。心が埋まりすぎて苦しくなることも、苦しくさせてしまうこともあります。
でも、「初めての出会い」と表現するくらい その子は特別な存在なんですね。


軽やかに 軽やかに
跳ねる背に見惚れていた
青い温度の正体が
恋だとしたら

青い温度の正体が
恋だとしたら

僕は恋をしているのかもしれない。そうやって彼は、湧き上がったばかりの感情にラベルを貼りました。
「だとしたら」という、なんとも曖昧な感じなのが、もうめっちゃ青春だな、、としみじみ。

彼がこの先どうなっていくのか、気になる〜!なんて気持ちを抱えながら、これからもこの曲を聴いていこうと思います。
私はこの歌を、「眩しくて、水色で、追いたくなるような曲」と表そうかな。

最後まで読んでくださりありがとうございました!

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