使用電力の分析
【テーマ】
使用電力を測定してみよう
【目的】
使用電力の測定を行い、各家電の使用時間と使用量を求める。それをもとに省エネについてどのような取り組みが有効か考えて今後の生活に活かすため。
【使用家電】
・極厚3.1mm火釜KS-RC21MO5 炊飯器
・Haier JM-FH18H フラット電子レンジ
・Haier JR-N85E(W)冷蔵庫
・NITORI LEDシーリングライト NSM6J-SP2
・Panasonic CS-220DFLルームエアコン
・Haier JW-K42 洗濯機
・SALONIA SL-013BK ドライヤー
【方法】
・各家電の使用電力と時間の推定
月別の使用電力[kWh]を調べ、それぞれを表にまとめた。次に家にある家電を全て確認して、メーカーごとの電力[W]を調べ、使った時間を推定で求めて、各月に対して確認した。
・節電した月としていない月のの比較
2023年5月は全く節電をしていなかったのに対して2024年5月に節電を行なった。具体的には、エアコンを不必要なとき以外には消して、LED照明も不必要なときは消した。
(去年の5月は電気の消し忘れやエアコンの消し忘れが5回ほどあった。)
【結果】
・結果を以下の写真にしめす。
・推定の方法
まず月によって変動が少ない家電と大きい家電に分けた。エアコンとLEDは季節によって使う量が変化するので変動が大きい家電とし、冷蔵庫、炊飯器、ドライヤー、電子レンジ、洗濯機は変動が少ないものとした。
次に、変動が少ない家電の1ヶ月あたりの使用電力の総量を求めた。以下に式を示す。ただしエアコンは暖房が470Wで冷房が635Wとして計算した。
・炊飯器
朝6時に炊いて食べ、夜11時まで保温していることが多いため保温時間は11hとした。また毎日炊いていたため炊飯回数は月に30回とした。
(保温)12W×11h×30回=3.96kWh/月・・・(1)
(炊飯)95.5Wh×30回=2.865kWh/月・・・(2)
①+②より6.825kWh/月・・・(3)
・電子レンジ
3日に1回の使用と推定をして使用回数は月に10回とした。
950W×1/60h×10=0.158kWh/月・・・(4)
・冷蔵庫
冷蔵庫は常に電気を使用しているので、仕様書の203kWh/年を参考にして計算した。
203kWh/年÷12ヶ月=16.9kWh/月・・・(5)
・洗濯機
3日に1回の使用で1回あたり30分で月に10回と推定して計算した。
210W×0.5h×10回=1.05kWh/月・・・(6)
・ドライヤー
ドライヤーは毎日使用していて使用時間は
10分として計算した。
1200W×10/60h×30回=6kWh/月・・・(7)
よって③〜⑦を足すと31kWh/月・・・(8)
(8)の変動の少ない家電の使用量は31kWhとして、それぞれの月でLED照明とエアコンの使用量を推定し足し合わせ差を比較した。以下にそれぞれの実際の使用量と推定使用量を示す。
2023年
(5月) 実際の使用電力: 138kWh
推定の使用電力:141.18kWh
・LED照明
1日9hの使用と推定して計算した。
34W×9×30=9.18kWh/月・・・(9)
・エアコン
3日に2回で1回8hの使用と推定して計算した。
635W×8h×20日=100kWh/月・・・(10)
(8)(9)(10)を足し合わせると141.18kWhとなる。
2024年
(3月) 実際の使用電力: 99kWh
推定の使用電力量:99.66kWh
※10日間のみ家にいたので冷蔵庫以外の変動の少ない家電は1/3として計算している。
=22.66kWh
・LED照明
10日の使用で1日6hと推定して計算した。
34W×6h×10回=2kWh/月・・・(11)
・エアコン
1日16hの使用と推定した。
470W×16h×10日=75kWh/月・・・(12)
22.66kWhと(11)(12)を足すと99.66kWhとなる。
(4月) 使用電力: 39kWh
推定の使用量:38.76kWh
※10日間のみ家にいたので冷蔵庫以外の変動の少ない家電は1/3として計算している。
=22.66kWh
・LED照明
10日の使用で1日6hと推定して計算した。
34W×6h×10回=2kWh/月・・・(13)
・エアコン
10日間中5日で6hの使用と推定して計算した。
470W×6h×5回=14.1kWh/月・・・(14)
22.66kWhと(13)(14)を足すと38.76kWhとなる。
(5月) 使用電力: 56kWh
推定電力量:57kWh
・LED照明
毎日の使用で1日6hと推定して計算した。
34W×6h×30回=6kWh/月・・・(15)
・エアコン
省エネに励んだので4日のみ8hの使用として計算した。
635W×8h×4回=20kWh/h・・・(16)
(8)(15)(16)を足すと57kWhになる。
【考察】
・節電による省エネ
節電を行い5月の電気量が82kWh減少させることができた。ここまで減少させられたのはエアコンの使用を抑えたためであると考えた。具体的に2023年5月より2024年5月のエアコンの電力消費量が80kWhほど推定量によると見てとれる。このことよりエアコンの節電は非常に有効である。
・ネットの記事の有効性
Panasonicが出版している記事はデータを用いて、根拠をもとにして節電術を述べている。また、今回述べたエアコンの節電についても言及していて有効性があると判断できる。
・具体的にどんな節電が有効的であるか
使用電力はエアコン>冷蔵庫>照明>ドライヤーの順に大きかった。よってエアコンの不必要な使用の節約が1番効果的だと考えた。
【参考文献】
Panasonic 「電気代節約方法6選! 手軽にできて見落としがちな節約術をご紹介」
https://panasonic.jp/life/air/170094.html
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