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世界誇る名指揮者小澤征爾にみる学びの姿勢

世界的に名を馳せた日本が誇る名指揮者小澤征爾氏のドキュメントを見ました。

小澤氏は恩師、桐朋学園大学の斉藤秀雄教授に指揮者として大いに影響を受けたそうです。

その斉藤教授が残した言葉に、「型に入れ、そして型から出よ」という言葉があります。

この言葉によって小澤氏は、徹底的に譜面を読み込む姿勢を身に付けたそうです。

まず型を理解して、その上に立って自分の世界を確立していくという手順は大切だと思います。

自分の感覚とかこだわりとかより、まずは譜面を忠実に表現すること。しっかり真似ることです。そこに理屈は要りません。

指導者は、ある質問には時期が来たら全てに答えるべきです。しかし、なんで?どうして?の質問の連続で先に進まない人もいます。

まずは型が身体に馴染むまで真似て欲しいと思います。手本の型にならないのは自分の技術が未成熟だからです。

型にはまらない個性を実現するにはまずは型にはめることの出来る技術を持つことです。型には言わずもがなの理屈がたくさん含まれています。

正しい意味のある型を繰り返せば自分で気づくことになります。これが内発的理解になるのです。

自分で気づく、この内発的理解は根が深いのです。だから、本当の理解になるのです。

まず、型に入りましょう。そして個性を昇華させましょう。

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