
【LOD計算】検算のすゝめ
はじめに
私はTableauでLOD計算を理解するのに苦労しました。
1回計算式作っても合ってるか不安になりませんか?
当時の私はルーレットで1つしかない当たりを見つけるまで
何度もやり直して見つけてました(笑)
今の私の理解とともに解決策をご提案いたします!

LOD(レベル・オブ・ディテール)計算とは
LOD計算の関数と呼ばれるのは大きく以下の3つがあります。

例えば・・・

LOD(レベル・オブ・ディテール)計算ってどういう時に使う?
まずざっくりとした理解として・・・

例えば、
①顧客別の購入回数ごとの売上が見たい場合
②オーダー日ごとの売上が見たい場合
などが挙げられます。
計算する際のポイントは、

しかし・・・実はfixedでinclude/excludeと同じ値にすることはできます。
ではなぜincludeとexcludeがあるのでしょうか?
例えば、
「年ごと曜日別に1オーダーごとの売上の平均を求める」ことを考えます。

include/excludeを使うメリットとしては・・・
①色んな切り口で分析する際に1個ずつfixedで計算式を書かなくてよいです。
Ex:1オーダーごとの売上の平均は固定で地域別や製品別などさまざまな切り口でワークシートを作成するとき・・・
include:計算式1つのみ。
fixed:必要な切り口の数だけ作成。
②計算式の長さも短くできるので時短になります。

検算のすゝめ
瞬間的に意図した値が取れるようになるまで検算表を使って合ってるかを確かめませんか?メリットとしては3つあります。
①検算表で使った項目を計算フィールド上にドラックアンドドロップできるので、計算式をタイピングしなくて良い。

②LOD計算を作成後に自分が意図したものになっているか値を確認できる。

③fixed/include/excludeのどの子を起用するかをある程度簡略的に決めることができる。
⇒ある程度機械的に決めることができるので以下にやり方を記載します。
検算のやり方
最初にディメンションとして使うのが、メジャーとして使うのかを考えます。
【ディメンションとして使用する場合】
課題:顧客の最後のオーダー年ごとに売上を比較。
①検算表を用いて必要なディメンションを入れていきます。

②そこからどこで集計を行うかを考えて集計する関数を決めます。

③計算結果が意図したものが取れていることを検算表で確認しましょう!

【メジャーとして使用する場合】
課題:顧客ごとの売上の平均金額を年ごと・地域ごとに表現。
①:Viz上で必要となるディメンションを確認します。

②:別シートでLODで取りたいディメンションとその値を確認します。

③:①と②のディメンションの差を見て、起用する計算式を決めましょう。

④計算フィールドを作成し、実際にViz側に作った計算式を入れて検算表の値と合致するか確認しましょう!

終わりに
頭で計算できるまでは検算表を使って正しく自信をもってLOD計算式をかけるようになっていただければ幸いです。
先人の皆様がさまざまな形でLOD計算についてブログを書かれていますので、以下に共有いたします。ぜひ参考にしてみてください!