深部から掘り出せ
夜は寒くなってきた。
最近休みの日は雨が続いてる。
どんよりとしててどうも気分が上がってこない。
金曜日は相方が声優スクールに行く日なので、
終わったら夕方に梅田のお気に入りのカフェで合流する。
早めに行って『戦争と平和』を読んでた。
やっと戦争の部分が終わって、貴族たちの恋愛の章に移っていった。
戦争の部分は、戦場で人が入り乱れれば、文章も入り乱れて来るようで、
疲れていたのでちょうどよかった。
にしてもトルストイやばい。
老若男女だれでもスポット当ててくるし、
気づけばアナトーリとかボルゴンスキイ老公爵みたいな奇人も出てくる。
30代でこんなもん書いてたんかよ、と恐れ入る。
まだ一巻だけど、こんな長いもん読んでたら、細かいことはどんどん忘れていくだろうなと、ふと思った。
別に細かいことまでいちいち覚えておかなくていいし、流れや心に強く残る印象を大切にすればいいんだけど、それとは別に、体の中に溜め込んだものを、ゆっくりと深部から掘り出していくような作業をしたいな、と『戦争と平和』を読んでるときに思った。
そういうことができればいいなと思い、noteをやってみる。