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ある新社会人の1週間(私のnote史上かつてない社会性に満ちた)

    上皇陛下が夢に出てくるという人生史上初の快挙。めっちゃ運気上がってんのかな?なんだ〜?(ロバート山本風)

    自社製品のテストと明日からの準備。明日からの準備というのは、別の製品のPRのため、某イベントに出るためである。緊張でナーバスになっている。名刺も作って頂いた。うわー。


    PRイベント。来場者が少なく客が来てくれない。課長と寂しくたたずむ。
    製品を作った中心メンバーである部長が様子を見にきた。この人は部長というより、おじいちゃんだ。いつも朗らかでニコニコと話してくれる。あまりニコニコしているので、ひょっとして向こうももはや私を孫のように見てるのではないかと疑っている。
    人は少ないが何枚かビラを配ったことを言うと、「えらい!頑張った頑張った」と肩を叩かれた。それから「マスコットガールとして笑顔でやればいいから!気の持ちよう!ほら、周り男ばっかりだからもうこっちは勝ってるから!こんなん言ったらセクハラって言われちゃうけどw」というようなことを言ってきた。
    悪意はないのだが、今の時代完全にセクハラである。しかし私は不快にはならなかった。さっき書いた通り部長は普通のおじいちゃんなのだ。部長が去ったあと、私は数年前に亡くなった祖父のことを少し連想し、次に「気の持ちよう」というのは確かにその通りだと素直に思った。自分が笑顔で場を明るくするのだ、という心持ちはとても大事なことだ。

    痛む足で私は立ち続けた。客は数えるほどしか来なかった。

    ちなみにこのイベントに関連するもので、自分の誕生日の数字を私は3回も見た。昨日の夢のこともあるし、やはり運気が上がっているのだろうか。


    引き続きPRイベント。昨日よりは人が来ている。ビラを配っても相変わらずほとんどの人は無視するけど、たまに立ち止まってくれる人もいて、そういう人に商品の説明をする。名刺交換も。基本的なことしか話してないけど、この私がここまでできるようになったのかと嬉しい

    イベントが終わった。客は昨日より多く来てくれて、名刺は10枚ほど交換できた。充実した2日間だったが、立ちっぱなしだったのでもう限界だ。
    痛む足で会社に戻り、同期に今日のことを話す。この同期はかっこよくて優しくて賢くて謙虚で私の何倍も優秀な人間である。しかし少し変なところがある。
    彼は入社したてのころ、よく飲むヨーグルトを飲んでいたので私は影でヨーグルと呼んでいる。しかしある日の昼休み、ヨーグルが買ってきた飲み物を見て私は驚愕した。

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900ml…


    私は二度見三度見四度見したが、ヨーグルは平然とした顔で飲んでいた。
    どうしても気になり、「何で豆乳飲んでるの?」とあとで聞いたら「牛乳と豆乳だったら豆乳の方が健康に良さそうだから」と微妙にズレた返答が返ってきて怖かった。




    製品テストの新たな項目をやろうと思ったが、用意する物が多すぎて準備だけで終わる。明日は都合が悪いので来週終わらせられるよう頑張る。




    一日お勉強デー。

    別の課に配属された同期が「これ見てもらえますか〜?」とパソコン画面を見せてきた。
    彼女は課題でカードゲームのプログラムを作っていたが、それが完成したらしい。ちょっと遊ばせてもらったが、ちゃんとできててすげぇなぁと思った。

    帰りに図書館。もう1週間近く本を延滞していた。
    なんだか最近は読書の気分じゃないのだ。だから村上龍も『ペドロ・パラモ』も途中で返してしまった。
    でも、今の自分は調子がいいから、気持ちが外向きになっているってことなんだと思う。本読んで内省というよりも。
    何も借りないで帰った。


 人生初のペディキュアを塗る。
 きっかけは、周りの女性陣がネイルしてる人ばっかりですごいなーと思ったからだ。でも私はめんどくさがりだし、私のやってる業務内容的には控えといた方がいいかなと思ったので、足に塗ることにする。

 ダイソーで一式買い、夜に塗った。
 ほんとは明るい水色がよかったのだが、そういう系の色は季節柄か全部売り切れていた。それで深い青を買ってきた。
 塗り終わり、納得いく出来ではなかったものの妹に写真を送る(気持ち悪いほど仲がよく毎日LINEしている)。それから洗濯物を取り込んでなかったことを思い出し、窓を開けジェラートピケのパジャマを取り込んだ。その時である

 

 何かがピョーンと部屋に入ってきた。


 え?


 私は絶叫した。
 バッタが入ってきたのだ

 閲覧注意↓

アップで見ると後脚にスネ毛生えてるw

 どうしようどうしよう。飛ぶやつじゃん。どうやって捕まえる?ちょっと触るのは抵抗ありすぎる。バッタ系は後脚が発達してるのが少し怖い。ここで「めっちゃいい!夜空みたい」と妹の感想が返ってきたが、それどころではない。
 ちょうど日中に綾辻行人の「特別料理」を読み返していたので、あるいは揚げて食ったらどんなだろうとも一瞬考えたが、やはりそれはおぞましい。

 幸い、急に明るいところに入ってきたせいかバッタは動かない。
 私はバッタを覆うように水筒の口を押しつけ、捕獲した。さすがに中でピョンピョンしていたが、「ごめんねー💦待ってな、死ぬなよ(?)」などと口走りながら外に逃すことができた。
 私、優しすぎ。

 その後、種類を調べたが、尻にも触覚みたいのが伸びてること、大きさから見てエンマコオロギではないかという結論に達した。

 さて歯を磨こうと思い、洗面所のドアを開けると、目の前にGがいた。
 キンチョールをぶっかけた。


 暗ーい天気だったので何もしてない一日。

 来月の3連休は大阪に住んでる友人に会いに行きたいなぁとか思う。感染者数は東京も大阪もおんなじようなもんでしょ、多分。

 虫の鳴く声が聞こえる。このへんは昨夜の件でもわかる通り虫が多い。
 夏ももう終わりだ。また頑張ろう。


【今日のおすすめの一曲】

松任谷由実「SWEET DREAMS」

 タイトル通りの甘いサウンドとやるせなさを滲ませた歌詞が見事に融合していますね。




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