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誰でもできる⁈起業の資金のつくり方

起業系の動画を観たらしい息子らが質問してきたのは

「ビジネスを少しずつ大きくしていく方法」について

暫し思考のゲームに付き合うのも楽しそうだしこちらも良い刺激を貰えそうなので、ちょっとしたレクチャーをすることになりました(かなり上から目線の母であります)

つい最近まで、私の経歴や仕事に興味も示さなかったのが、今では就職し副業も考える年になってきたのか、少しずつ質問してくる機会も増えてきました。

もしかすると、日本や世界の若者の未来が危ぶまれている風潮からかもしれないのですが、どちらにしても、知識や経験は将来彼らの何らかの助けとなるはずなので、そんな時は、なるべく真剣に話を聴き対話することを心がけています。

先ず最初に断っておきたいのは、私は起業家が他より優れている、とか良い、とは思っていないと言うこと。それは人生の選択の1つでしかないと信じています。

もし、世の中が起業家だらけだとしたら、世界は偏ったつまらないものになるだろうし、また反対も然り。

全てにおいてバランスが大切なように、雇われて働く人も、自ら事業を起こす人もそれは其々の嗜好や選択。

要するに「自分がどのように生きたいのか」によって導き出された選択であると思っています。

もしも、まだそこが一致していないのであれば、今からでも遅くないし、自分に合った働き方を選択すれば良いのです。



さて、話を戻すと、息子の質問はこうでした。

「お金のない、スキルもない自分たちがどうやって事を起こし始めることができるのか?」

起業の前の前段階についての疑問です。

起業するときに、資金ゼロと言う事はなかなか難易度が高く、自己資金もしくはどこからか調達する必要があります。

ここで、私はこれまでの貯蓄から使うということはあまり勧めていません。

長期で積み上げてきたものを崩すよりも、できるならば「短期でサッと集める軍資金」的なものを考え出せないかと勧めています。

ビジネスに限らず、何か行動を起こすときの元手は高い費用対効果を期待されます。

長期にコツコツと貯めてきた自己資金を崩す事なく、短期でサッと集めれる技術があれば何度でも活用でき再現性も高い。

才能によるところも多少はあるかもしれませんが、才能がないとできないことでもない。

ビジネスの再現性が高いことも持続可能な未来において重要ですが、実はこの軍資金を作るプロセスの再現性は同じくらい重要になります。

再現性が重要な理由の1つには、次のことがあります。起業大国アメリカでは

「スモールビジネスは小さく何度でも挑戦できること」

が成功の法則といわれており、度重なるその機会が多ければ多いほど成功の確率が上がるとされています。

ならば、その基となる軍資金こそ挑戦に不可欠なものであり、再現性のあるやり方でなくてはならないはずです。

それ無しにはかなりの苦戦どころか失敗も予想されるからです。

しかし、にもかかわらず、このビジネスの最初の燃料になるであろう軍資金を作る方法はあまり聞いたことがありません。これでは起業に尻込みする人が多いのも納得できます。

で、結局どういう方法があるのか?と言うことなんですが

なるべく若者には自分の頭でアイデア出しして欲しいこともあってコーチング的な対話を試みていたところ、、、

「母さんは本当のところはアイデア出せないんじゃないの⁈」

なんて煽られたことから、ゼロからは端折りますが(これは短期バイトなどでetc)特別なスキルや専門性がなくても30〜40万を元手にやれる方法を1つ出してみました。


  1. まず、不動産サイトで、田舎の中古物件の中から新着で良さそうなものを調査して購入。(優良物件の探し方もあるが、ここでは一般的で誰でもが購入できる方法で)

  2. 週末の2日を(平日勤務している場合)DIYもしくは内装リフォーム業者に依頼などで古民家風に仕上げる。(ここを楽しみながら出来る人は更に良い)

  3. 自身で付加価値を生み出した分や投資したものを含め値決めし、売りにかける段階へ


それでは、と実際に探してみると、ちょうど、じわじわと人気がでてきている場所(ここポイント)に土地建物で30万の物件が出ていました。

築年数も50年くらいで土間に薪ストーブの似合うであろう佇まい。田舎物件好きにはかなりウケそうです。隠れ家的な店舗にもなりそうな雰囲気たっぷりの物件。

低価格のものを、低コストで仕上げ、短期間で手放す事で、先ずは最初の纏まった資金を手にする事が可能になり、これを繰り返すも善し、他に挑戦するのもよし。

その後、その物件は、数日で即決されたとのことでした。(シュミレーションで楽しんでいたくせに、ちょっと惜しい気持ちが湧いてきたりするから面白い)

まあこんな感じで、1つアイデアを挙げてみたところ

「その方法をどうやって学んだのか?」

と更なる質問がきたので、両親とビジネスしてきた中で観察し見取り稽古的に習得したことを伝えると

「才能ではなく学べば出来る」

ことに希望がもてたのか、一度は挑戦してみたいと意欲的な表情を見せてくれました。

何度でも挑戦する為に、失敗しても良い金額を決めること、いくらだったら失敗してもダメージがないのかを認識しておく。これは、起業の準備期間にイメージしておくべき大切なことの1つです。

さて、あなたが失ってもまた挑戦できる金額とは一体いくらなのでしょうか?

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