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「レンチン料理ばかりでごめんね、、。」反省するお母さんに私がかけた、ある言葉。

こんにちは。アスリートフードマイスター「食トレの母」ながたえりです。
先日の投稿でも触れましたが、選手のアセスメントをする中で、よく聞く言葉があります。それは

・自分は〇〇ができていない。
・〇〇が足りていない。
・もっと〇〇しなくてはいけない。

そんな言葉に対して、私はいつも「ない」ものばかりに目を向けるのではなく、「今あること」「できていること」を一緒に見つけていこうと声をかけるようにしています。そうすることで選手は目を輝かせ、より一層練習や食トレにポジティブに取り組んでくれるようになります。詳しくは先日の記事をご覧くださいね。

実はこのような出来事は選手に限ったことではなく、親御さん達とお話しさせてもらう中でもあるんです。

チームの勝敗の陰には必ず選手ひとりひとりの親御さんの日々の応援があります。中でも毎日の食事や体調管理は選手本人よりも、むしろ親御さんの方が不安になることもあるはず。大事な試合の前やケガをした時などはなおさらです。

そして、中高生の成長期って体ばかりでなく、心の成長も著しい時。
急に話をしてくれなくなったり、攻撃的になることもあったりと、、、。
それは順調に成長している証でもあるのですが、どうしても気になってしまうのものですよね。

そこで今日のお話。

これは、とある男子高校生チームの保護者向け食トレセミナーでの出来事です。

セミナーが終わると、ある一人のお母さんが真っ先に私のところに来られ、

「とってもわかりやすくて勉強になりました!ながたさんのお話、もっと早く聞きたかったです、、、。」

と、なんだか不安そうな顔で話されるんです。

聞いてみると、その年入部したばかりの1年生のお母さん。うつむき加減で続けてくれました。

「実は最近〇〇(息子さんの名前)があまり食べてくれなくなってしまって、、、。何が食べたい?って聞いても、何でもいいって言うし、食べたいものを聞いて作っても残したり、、。
もしかして私の作る料理が美味しくないのかも?と不安になるんです。
高校で部活を頑張りたいって言うので、何を食べさせたらいいか悩んでいたところです。
正直、仕事の都合で時間がない時はレンチン料理が多かったりもするんですが、、、。それって良くないですよね、、?」

と。

しばらく私はそのお母さんの話を何も言わずに聞いていました。

そして、不安そうなお母さんの"それって良くないですよね?"

の質問に力強く答えました。

「〇〇くんのお母さん。お母さんが作られたものなら全てOKです!!
たとえレンチン料理でもお母さんがレンジでチンしたんだからそれでOK!!
〇〇くんのことを思って、そこに気持ちが込められているんだから、悪いなぁなんて思う必要ありませんよ!」って。

「え?ホントですか、、、?」
びっくりした様子と目に涙を浮かべたお母さんに私は続けてこう伝えました。

中学の頃よりトレーニング内容がはるかにハードになっていること、それと同時に疲れ方も違っていて、疲れているから食べれないということもあること。また、疲れている時は消化のいいスープやお味噌汁だけでもいいし、タンパク質は簡単に用意できる既製品でプラスするのも良いということなど。


すると、さっきまで不安でいっぱいだったお母さんの顔がどんどん明るくなって、最後は笑顔でお別れすることができました。

「ない」が「ある」に変わった瞬間です。

ヒトはつい「ない」ものに目を向けがちです。でもこのお母さんにはお子さんを思う「愛」があり、だからこそ生まれる不安に負けそうになっていた。

そこで私は
・「今あるものは何か」「今できることは何か、、。」それを一緒に探していく。
・本やネットでは答えが見つからない、でき「ない」、わから「ない」を一緒に楽しく「ある」に変えていく。

これが私の役割であり、私の一番好きな時間。

そんな尊い時間をいただけたこと、そして心を開いて話してくださったことに心から感謝します。話してくれてありがとう、素敵な笑顔を見送ることができてとっても嬉しかった❣️
これからも応援しています!

私の食トレは全てオーダーメイドです。
本やネットに書いてある理論に基づいて、広く誰にでも当てはまる"正しいだけの方法"をお伝えするのは簡単なことです。でも、料理でもそうであるように、"ちょうどいい塩梅(あんばい)"というものは本やネットではどうしても表現できません。

私はいつもそれぞれのチームや選手ひとりひとりの大切な"今"を見つめています。そしてそれに合わせてプランニングし、その人やチームの”今”に一番大事なことをお伝えしています。もちろんそれを支えるご家族の"今"にも。

食トレの母、ながたえりは頑張るお母さんを全力で応援します❣️

対面でもオンラインでもご相談の方はまずメッセージくださいね。


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