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【ERC-1155】thirdwebを使ってNFTを複数人にまとめて送る方法

この記事がおすすめな方

  • NFTホルダー向けに記念NFTを送りたい方

  • 独自コントラクトを使ってERC-1155のNFTを作成したい方

  • 10点、100点などのNFTを一度に送りたい方


NFTクリエイターの中にはNFT購入者や長期でホールドしてくれる方に対して記念NFTを送られる方がいらっしゃいます。
しかし、NFTを配布する際に一番使われるOpenSeaでは一度に一枚しか配布することができず、配布作業だけでもかなりの時間を要してしまうのが現状です。


その際には、一度に複数枚のNFTを送ることができるWeb3開発ツールのthirdwebがおすすめです。
thirdwebではウォレットアドレスをCSV形式でまとめるだけで配布することができ、NFTを配布する方にはおすすめのツールになっています。


この記事では、thirdwebを使ってNFTを配布する方法について解説します。thirdwebの概要についてはこちらの記事をご参照ください。


thirdwebとは?

thirdweb(サードウェブ)とは、仮想通貨やNFTなどを作成することができるWeb3開発ツールです。
thridwebではノーコードでミントサイトを作成できたり、エンジニア向けにはSDKも提供されています。


thirdwebは利用手数料なく無料で使用することができ、ブロックチェーンに支払う手数料(ガス代)以外に追加の手数料はかかりません。


thirdwebを使ってNFTを複数人にまとめて送る方法

thirdwebを使えば長時間かかっていたNFT配布を一気に終わらせることができます。


今回はthirdwebにある数多くの機能の中でもERC-1155に対応した「Edition」という機能を使って複数人の方にNFTをトランスファーしていきます。Editionを使用すれば、複数枚発行したNFTをGoogleスプレッドシートなどでまとめたウォレットアドレスに対して同時に送信することができます。


Editionには大きく分けて3つの手順があります。

  1. NFTコレクションを新規作成

  2. GiveawayしたいNFTをミント

  3. Airdropタブから送りたいウォレットアドレスに送信


順を追って説明します。


1.NFTコレクションを新規作成

thirdwebを使ってNFTコレクションを作成します。


こちらのリンクからthirdwebの公式サイトに移ったのち、“Start Building”をクリックします。

“Start Building”をクリック


すると右上にある”Connect Wallet”からメタマスクをログインすることができるので、ログイン後”+ Deploy new contract”をクリックします。


ログイン後”+ Deploy new contract”をクリック


こちらの画面ではノーコードで作成することができるコンテンツ一覧を閲覧することできます。


thirdwebはノーコードツールとしても優秀で、暗号資産(ERC-20)の開発や簡易的なミントサイトもプログラミングせずに作成することができます。


今回はNFTsカテゴリにあるEditionを使って開発していくので、下記画像を参考にしてクリックしてください。


Editionをクリック


“Edition”をクリックするとNFTコレクションに関する設定画面が表示されます。


関連事項を入力


メタデータに表示されている詳細

  1. Image:アイコン画像

  2. Name:コレクション名

  3. Symbol:コレクション名の英語表記

  4. Description:コレクションに関する説明文


Symbol(シンボル)とは、NFTコレクションの別称になります。仮想通貨ではビットコインをBTCと呼ばれますが、NFTコレクションでも似たような慣習があります。ここでは国内で代表的なNFTプロジェクトのシンボルについて紹介します。


  • Neo Samurai Monkeys (NSM)

  • CryptoNinja Partners (CNP)

  • Tokyo Altanative Girls (TAG)


このようにシンボルはNFTコレクションの頭文字を取る事例が多いようです。


こちらでは2次流通時のロイヤリティを設定することができます。0~10%で任意の割合を設定してください。


ロイヤリティを設定(値は任意)


最後に使用するネットワークを設定します。イーサリアムだけでなくPolygonにも対応しています。


使用ブロックチェーンを選択


これでガス代を支払ってトランザクションを通すことができればNFTコレクションは作成されます。


2.GiveawayしたいNFTをミント

作成したNFTコレクション内にNFTをミントしていきます。


上部のNFTsタブをクリックし、「+ Mint」とクリックするとNFTのアップロード画面に遷移します。


ミント画面


ここでは該当コレクション内にERC-1155(複数枚ミント)の状態のNFTを発行することができ、名前や画像などを設定していきます。また、発行枚数については後で追加発行することができます。


追加発行する際には、発行したNFTバーをクリックすることで追加ミントする画面に遷移します。


タイルになっている箇所をクリック


3.Airdropタブから送りたいウォレットアドレスに送信

最後に発行したNFTを送りたい方に対してトランスファーしていきます。


先ほどの「NFTs」のタブから該当NFTをクリックしたのち、「Airdrop」をクリックしてください。


先ほどの「NFTs」のタブから該当NFTをクリックしたのち、「Airdrop」をクリック


すると「Upload address」というボタンがでてきます。


画面が移るとCSVファイルの送信用テンプレートをダウンロード可能


画面が移るとCSVファイルの送信用テンプレートをダウンロードすることができます。このテンプレートに沿って配布するウォレットアドレスを入力してください。


以下に配布用として作成したGoogleスプレッドシート


送りたいNFTの枚数を入力


該当のCSVファイルをダウンロードするには、ファイル>ダウンロード>カンマ区切り形式(.csv)の順番でクリックすると、該当ページのCSVファイルをダウンロード


フォーマットにあった形式でダウンロードしたのちthirdwebにアップロードすると送付先の確認画面が出現


それで問題なければ「Airdrop」をクリックして完了


まとめ

今回はthirdwebを使ったNFT配布方法について解説しました。

thirdwebなどの開発ツールの使い方を覚えておくと今後の業務改善などにつながると思いますので、ぜひやってみてください。

いかがだったでしょうか?

LEAD EDGE NFTでは、Web3・NFTのご相談を受け付けています。 NFT発行から海外プロモーションまで、ご相談段階の場合でもお気軽にご相談ください。

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