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NFT取引で出てくるWETH(Wrapped ETH)とは?ETHとWETHの違いを徹底解説

  • なんか、NFTオークションでWETHというトークンを使うみたいなんだけど…

  • WETHってよくわからないけど、ETHと関連あるの?

  • WETHに交換したり、ETHに戻したりできる?


NFTを購入したり、出品する場面でWETHという通貨を目にします。
OpenSeaでNFTを出品したことがある方なら、決済通貨の選択肢にETHとWETHが出てきて戸惑ったことがあるかもしれません。


NFTの売買をするからには、知識不足が原因の思わぬ損をしたくないですよね。WETHとETHの違いを理解し、適切に使い分けましょう。


WETHとは

WETHとは、ラップ(W:Wrapped)されたETHトークンのことです。
WETHはETHをERC-20規格で「ラップ」することにより、単独のETHでは不可能だった特定の機能を実現します。


これは、ETHをブロックチェーンゲーム、DeFi、NFTマーケットプレイスなどのdAppsでより広く利用できるようになる、重要なステップです。


また、交換レートは常に1ETH=1WETH(Wrapped ETH)となっており、価値が変わることはありません。
これは、ETHをWETH(Wrapped ETH)に変換するプロセスで、変換に使用されたETHがスマートコントラクトによってロックされ、同等の量のWETH(Wrapped ETH)が発行されるからです。


WETH(Wrapped ETH)の特徴

ETHはEthreumチェーンの基軸通貨であり、ERC-20に準拠したトークンではありません。
しかし、ETH-20に対応するWETH(Wrapped ETH)を使用することでスマートコントラクト上の互換性と効率性を向上させることができます。


NFTオークションの利用

NFTマーケットプレイスでオークションをする際には、ETHではなくWETH(Wrapped ETH)を使用します。


オークションでは自分の入札額が最高額でなかった場合に迅速に返金を受け取る必要があります。ETHでの自動返金のプロセスが技術的に困難でしたが、WETH(Wrapped ETH)を使用することで自動返金が容易に行えるようになりました。


また、同様の理由により、NFTに対するオファーについてもETHではなくWrapped ETHを使用します。


売りに出されているMoonbirds #2263
出品ではETHを使用し、オファーではWETHを受ける


異なるブロックチェーンでの利用

実は、Polygonチェーンなどで対応するETHトークンはWETH(Wrapped ETH)であって、イーサリアムブロックチェーン上にあるETHとは異なります。


これは、Polygonチェーンの取引履歴等を確認できる"polygonscan"から確認でき、OpenSea等のNFTマーケットプレイスで取引に使われるETHはWrapped ETHです。


OpenSeaでよく言われる「紫イーサ」はWrapped ETHであってETHではありません。

🔗|Wrapped Ether (WETH) Token Tracker | PolygonScan


EthreumチェーンにあるETHとPolygonチェーンにあるWETHは似て比なるものです。国内の仮想通貨取引所に送金する際にはトークンと対応チェーンを確認するようにしてください。


最後に

今回のまとめです。

  • WETHとは、ラップ(W:Wrapped)されたETHトークンのこと

  • 交換レートは常に1ETH=1WETH(Wrapped ETH)となっており、価値が変わることはない

  • 国内の仮想通貨取引所に送金する際にはトークンと対応チェーンを確認する


いかがだったでしょうか?

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