NFT日本人アーティストインタビュー第5弾!!《Tsukiさん》
公開日:2021/10/21
NFT日本人アーティストインタビュー第5弾として、3DデザインアーティストのTsukiさん(@tsuki_no_memai)をインタビューしました!
今回のインタビューでは、ご自身の作品の世界観やNFTとの関わり方を詳しく紹介して頂きました。
ーー創作を始めたきっかけを教えてください。
Tsukiさん(以下、敬称略)
18歳の頃、専門学校の建築学科に通ってまして、その頃からアートに興味を持ち始めました。
その時は鑑賞する側だったんですよ。そのまま建築のデザインとか、家のCGだったりとかを勉強したりしました。専門的な建築を学びまして、21歳の頃に建築事務所の方に就職したんですよ。その頃まだアートに興味があったはあったのですが、僕は鑑賞する側でした。
就職して半年後の夏頃、急に自分の考えている大切な思考やデザイン、それらが今後も覚えていられるかわからないと思い始めまして。その頃からちょうど制作に入り、初めてPhotoshopをインストールして、それで制作を開始したという感じになります。
ーー自分の考えなり、表現を残していきたいというのがきっかけだったと。最後Photoshopというワードも出ましたが、デジタルの作品に対する思い入れはありますか。
Tsuki 僕としては子供の頃から紙に絵を描くのも好きだったんです。けど、今の時代PCで作ったデジタルアートであればスマホに持っていったりだとか、デジタル間で移行がすごい楽なんですね。そういった面で僕はデジタルに走った感じですね。
もちろん油絵だったりアクリルとか彫刻も大好きなんですけど、デジタルという部類に関しては表現がすごい広がるんですよね。CGとかそれこそPhotoshopだと写真の加工だったり。僕としては直感的なという理由もあるし、もう一つの理由としては表現の幅を最大限に活かせるのがデジタル空間上になってくるのかなという考えです。
ーー例えばPhotoshopだったり、3DだとBlenderとかの使用方法は専門学校で学んでいらっしゃったんですか。
Tsuki 学んではないですね。独学です。
専門学校でも別のCGソフトを使って触りだけ学びましたけど、特に専門学校で学んだのはデザインの考え方、コンセプトの突き詰め方などです。
立体の考えであったりとか、コンセプト自体についてや、問題の解決方法などを専門学校で学びました。
それらを専門学校で学んだことで、すらすらと創作活動を進められてるのかなと思っています。
ーー現在はNFTに注目はしているけども、まだ出品されていないという状況ですよね。特にNFTは盛り上がってる分野ではありますけども、TsukiさんがNFTに特に注目した点というのはどういうものがありますか。
Tsuki 僕としては、それこそ昔のアキバの文化とか、フィギュアを買ったりとか、今でも流行りのポケモンカードとか遊戯王カードとかの「集めたいもの」の部類がNFTにも適用されてくるんじゃないかなと思います。
アート業界に各々、例えば僕のファンでいてくれる方が僕の作った作品を集めたいとか、そういうコレクターが集めたいものの部類に(NFTが)入ってくるので僕もそういった作品として出品したいと思っています。
ーー例えばどういったマーケットプレイスに出品したい、どういう国の人に届けたいとか、イメージは現段階では固まっていますか。
Tsuki Openseaですとガス代が最初だけしか掛からないと聞いています。
そうなると僕はシリーズ物で作ってるものがいっぱいあるので、都合が良いです。
大量生産できるといったらあれですが、シリーズ物というのはいっぱい複製される「絵柄が違う型が一緒なもの」というのがありまして、そういうのをOpenseaで出してみたいです。
まだTwitterには投稿していない色々なアートがありまして、そういったものは例えばFoundationであったりですとか、superrareで出品するということも考えています。
Foundationは招待制が必要で、認められないとそもそも作品をNFT化できないので、招待をくれている人に目を配られるまで待つとか、superrareも自分から申請を通さないといけないということがありますので、今の所一番最速でやるのはOpenseaかなと思っております。
コレクション性の強いマーケットプレイスに出品して、僕のコレクションとか世界観が大好きだとか、思想が大好きだとか、僕自身も僕のまわりのファンも一緒に巻き込んで世界に浸りたいなとかそういう感じですね。
ーーちなみに数でいうとどれくらいのシリーズになりますか
Tsuki 2週間前くらいから毎日instagram(@maan.marie)に投稿してまして、これが今シリーズ化されてるんですよ。これもNFT化する予定です。他にもNFT化する作品はあるので、そちらもシリーズ化していきたいなと思います。
人一人で色々なメガネをかけた人がいるのですが、それぞれにコンセプトというのがありまして、話すととんでもなく長くなってしまうので割愛しますけど、いろんな人がいます。
ーーデジタルで創作されているからなのか、サイバー感、近未来っぽい雰囲気を感じます。
Tsuki そうですね。僕としてもコンセプトにしている一つがありまして、アートって「非現実」を描くものだと僕は思っているんですよ。でも「非現実」が多すぎるとそれは見てる側に伝わらなくなってしまうんですよね。それは作り手の独占状態になってしまって意味がわからない、評価自体がわからないという風になってしまうんですよ。
なので僕はそこに「現実性」を入れて、「現実」と「非現実」の狭間くらいを目指してます。見てもらえばわかると思うんですけど、人にピアスとかがついているんですよね。
そうなると人ってピアスをつけるよね、とかメガネの中のレンズのデザインも実は違うよねとか、それこそ人の肌の色だとかも違うよねとか。そこは非現実的な人の肌の色ですけども、そういった人型っていう現実性も入れたりしています。
日常にあるものが非日常を帯びている。僕はアートが大好きなのでいわゆる「アート性の考え」を持っているんです。
けど「アートに携わっていない人がどう思うか」っていう話なんですよね。そういう人たちがどういう風に取っ掛かってくれるか、僕の世界観に付いてきてくれるかと考えたときに、やっぱりちょっとだけ現実を残すことが大事なんですよね。なので人を置いて「世界の大きさはどれくらいなのか」、「宇宙空間だったらどういう風になるのか」っていうことをやってます。
3Dの人間のデザイン、人間を特徴としたデザインで、これはもう人間という現実が組み込まれていて、そこにサイバーパークだったりとか、近未来感というのもデザインされてます。
その「3Dヒューマンコレクション」の一つとして、「U?(ユークエスチョン)」というシリーズがあります。「色んなあなたがいるよ」というコンセプトです。
僕としてもピアスとかメガネとか、僕自身はあまり付けないですが装飾品が大好きで、そういったもので現実味があり、絵としては非現実的でもあるという、そういう狭間みたいな間というのが大好きです。そういう世界観で、色々とファンの方と一緒に取り組めていけたらなと思います。
ーー私も何かそういう現実・非現実が混ざったような作品が個人的に好きだったのですが、何が好きか言語化できていませんでした。今日言われて初めてそういう理由だったんだなと気づきました。
Tsuki 実は僕も今ようやく言語化できるようになってきた位で、作品の作り始めの頃は自分はいったい何を作ってるんだろうかと考えた時期もありました。何が好きで何が嫌いで、逆にどういう表現をしたくないのかとか。
僕自身はけっこう建物でいうと連続してガラスがいっぱい貼ってある建物って大好きなんですけど、そういった「連続性のあるもの」とかは人の記憶に残りやすいんですね。
そういうガラス張りの景色だとか、連続性のあるものが大好きだなと思って、信号がいっぱい付けてあるようなデザインを作ってみたりしました。
ーー最後に何か一言ありますか。
Tsuki 僕個人としても世界観の共有ってすごい大事だと思ってまして、僕のアートとか、Twitterとかinstagramとかを見て少しでもいいなと思って頂けたらリプライでもコメントでもしていただければと思います。それが糧になりまして、創作活動が捗りますので、そういったうれしいお言葉もお待ちしております。
NFT化に関しては準備中ですので、もしファンがいてくれるのであればお待ちいただければと思います。よろしくお願いいたします。
という訳で今回は、3DデザインアーティストのTsukiさんにお話を伺いました!。Tsukiさんの作品が今後NFT化されるのが楽しみです!
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