【大学別】コロナウイルスの影響による給付金比較!~早慶上理編~
大学の春学期が折り返しを迎えましたが、まだまだコロナウイルスが猛威を振るっていますね。
そんな中で今回はタイトルにもある通り、早慶上理4大学に絞り、コロナウイルスの影響による給付金の制度や額について調べてみました。
自分の通っている大学、友達の通っている大学、第一志望としている大学などが、どのような制度で給付金を出しているのか、このような状況に如何にして向き合っているのかを比較してみたいという方は是非、最後まで読んでいただければと思います。
また、過去に同じテーマでGMARCH編の記事も投稿しているので、そちらも是非ご覧ください。
様々な大学と比べることで新しい気づきがあるかと思います。
1.早稲田大学
コロナウイルス影響による給付金:緊急支援金として、1人当たり10万円
支給想定人数:約3000人(これは初回の対象なので、今後増やす可能性有り)
学生数:40,267人(2019年5月1日時点)
先に言ってしまうのですが、今回紹介する大学のすべては、コロナによる給付金を生徒全員に同じ額配る「一律支給」の体制を取っていませんでした。
給付金を一律の金額にし、生徒全員に給付をするというのではなく、本当に経済的に困難な学生を審査・厳選し、少し多めの給付金を支給するというスタンスのようです。
早稲田大学の支給想定人数としている3000人は、大学以外に高等学院や中学部も含まれているとのことです。
大きな大学になってくると、このように付属の学校にも給付金を与えているということですね。これには少し驚きましたが、平等で良いかもしれません。
2.慶応義塾大学
コロナウイルス影響による給付金:申請者の経済状況に応じて、1人当たり最大40万円
支給想定人数:約1300人を予定
学生数:28,643人(2019年5月1日時点)
慶応義塾大学の給付金最大額は、かなり多めの40万円です。
「最大」ということなので、全員一律その金額ということではなく、大学側が申請者の経済状況を総合的に判断し、認定される額は個人によって異なってくるということですね。
額が大きい分、対象の人数は少なめに設定されています。
参考までに、2019年度の「修学支援奨学金」支給額は平均年額で31.2万円だそうです。
そして、慶応義塾大学の給付金や奨学金の制度はいくつかあるようで、「併願可能」な制度の奨学金などもあるようです。
詳しくは、公式ホームページからご確認ください。
3.上智大学
コロナウイルス影響による給付金:条件に当てはまる学生に1人当たり10万円
支給想定人数:記載なし
学生数:12,455人(2019年5月1日時点)
上智大学の給付金の制度はとても明確でわかりやすいです。
メインとなるのは、アルバイト収入減額による生活支援で、家計支持者に急変が生じた際に活用出来る制度はまた別にあるというものです。
その別の制度というのは、国の「学生支援緊急給付金」のことです。これについては、この記事の最後に少し説明させていただきますのでここでは、そういうものがあるのか、くらいの認識で大丈夫です。
また、上智大学には、他にも様々な支援や奨学金の制度があるようです。詳しくは公式ホームページをご覧ください。
4.東京理科大学
コロナウイルス影響による給付金:大学の基準を満たす方に1人当たり10万円
支給想定人数:記載なし
学生数:12,850人(2020年5月1日時点)
東京理科大学が従来から用意している「家計急変奨学金」という制度を大幅に拡充し、その延長線上に、給付金が用意されるイメージと考えてよいかと思います。
対象は、学部学生だけでなく大学院学生も入るということで、「本当に困っている学生に給付金を」という雰囲気を感じることが出来ます。
大学に所属している方のみが入ることの出来るサイトに詳しいことが書いてあるとのことなので、所属していない私たちは見ることが出来ませんが、概要や大切なポイントなどはコチラの公式ホームページから確認することが出来ます。
★国からの「学生支援給付金」について
先ほど、ちらっと紹介した「学生支援給付金」について簡単に書き記します。
これは、国がコロナウイルスの影響で学びを続けることが困難になりそうな学生に対して給付金を支給する制度のことです。
今回紹介した上智大学以外にも、ある程度知名度がある大学の多くがこの制度を大学の公式ホームページに掲載するなどして、経済的に困難が生じた学生のために推奨しています。
この制度は難しいものでなく、本当にわかりやすく制度の概念や事業の枠組みが掲載されているので、お時間のある方は是非見てみてください。
しかし、コロナウイルスの給付金が支給されるようになり暫く時間が経っているので、大学によっては締めきっている場合がありますので、注意してください。
★まとめ
前回のGMARCH編での給付金形態と異なり、早慶上理は一律支給という形態でなく、本当に生活が苦しい学生に給付金が行き届く形態をとっていました。
そして、給付金が全員に支給されない分、授業料の延納やオンライン授業のための機器の貸し出しなどが、充実した制度になっている印象でした。
最近では規制が徐々に緩和され、図書館のみ利用可能になったという大学や、卒業単位に影響する授業のみ対面授業を許可予定であると宣言した大学が出始めていますね。
一刻も早いコロナウイルスの収束を願うばかりです。
次回はまた同じテーマで、「日東駒専編」の記事も投稿予定ですので、そちらも是非よろしくお願い致します。