2023年京王杯スプリングカップ注目血統

2023年5月13日 00:45

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血統記事担当のKIDです。
京王杯スプリングカップの注目血統について触れたいと思います。
他にも様々なnoteを更新しています。是非ご覧ください。

東京芝1400mコース解説

当コースの解説はこちらをご覧ください。
コース解説にも力を入れていますので、是非参考までに。

各馬考察コメント

レース戦歴による各馬の考察はこちらをご覧ください。
血統の要素は考慮していないものです。

先週の馬場傾向

先週の東京の芝は、日曜日に雨が降ったことでStorm Cat持ちが次第に走るようになりました。9R湘南Sではカワキタレブリーが勝ち人気薄のアサヒが2着に来ましたし、VMは1-4着までStorm Cat持ちが独占しました。今週からA→Bにコースが変わりますが、如実に傾向が変わることもないです。今週も天気が不安定でそれなりに雨は降るようですし、大まかに先週の日曜日の傾向を当てはめていいのではないかと考えています。

注目血統ロードカナロア

Storm Cat持ちの代表種牡馬としてロードカナロアを注目血統に挙げます。ロードカナロアは父キングカメハメハ、母父にStorm Cat。キングカメハメハ産駒の中では珍しく短距離戦線で活躍した競走馬でした。快速馬に定評のある安田隆行厩舎の影響も大きいと思いますが、血統からも説明できる点があります。父のキングカメハメハは母方の血統を出す"引き出し型種牡馬"です。母のレディブラッサムは芝ダート問わず短距離で活躍したのですが、その牝系をたどるとSomethingroyalという馬に行きつきます。SomethingroyalはSir Gaylordや伝説的なアメリカ三冠馬Secretariatを産んでおり、世界の競馬に多大な影響を今も与え続けている牝系です。日本での活躍馬はニシノフラワーやロードカナロアなどがいます。レディブラッサムはSomethingroyalからIn RealityやStorm Catと米国の名血が積み重ねられており、非常にアメリカ的な持続力に優れた血統構成をしているので、短距離で活躍したのも頷けるというわけです。ロードカナロア自身も種牡馬としてはキングカメハメハの引き出し型の特性を受け継いでおり、母系(特にSpecial)によってはアーモンドアイやパンサラッサのような中距離馬も出しますが、本質的には短距離種牡馬だと考えています。

血統注目馬 12 レッドモンレーヴ

父　ロードカナロア (キングカメハメハ系)
母父ディープインパクト (ディープ系)
ロードカナロア産駒からレッドモンレーヴをピックアップ。母はラストグルーヴなので言わずと知れたダイナカールの牝系。近親にグルーヴィットやスカイグルーヴがいて京王杯SCに対する適性は非常に高いと考えています。血統からもある程度の道悪もこなせると思いますし、母方から適度に欧州要素も補填されているので問題ないと考えています。

ロードカナロア産駒は他にも2頭出走を予定しています。ダノンスコーピオンとタイムトゥヘヴンですね。特にタイムトゥヘヴンは追い込みやすい外枠も引けてやることは簡単ですし、このオッズなら狙ってみたい1頭です。

極端に雨が降るならドリームジャーニー産駒のトゥラヴェスーラにも注目したいですが、馬場を見てからということで。

※最終見解はTwitterでレース前に公開します。当日の馬場状態を考慮して印を決めますので、ご了承ください。ぜひTwitterのフォローもよろしくお願いします。

文責 KID

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