2023年 中京記念 血統注目馬

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血統記事担当のKIDです。中京記念の血統予想noteです。
参考にしていただけたら幸いです。


中京記念コース解説

もじゃさんが作成した当コースの解説はこちらをご覧ください。
コース解説にも力を入れていますので、是非参考までにどうぞ

土曜日の血統傾向

以下の表は、中京記念前日土曜日の中京競馬場芝レース上位3着馬の種牡馬をまとめたものです。

2023年7月22日 中京競馬場芝レース 上位3着馬 種牡馬

オレンジ色背景種牡馬(ミスプロ, キングマンボ系)の産駒が好走しました。
というより、キングマンボですね。豊明ステークスを制したサマートゥリストはDubawi産駒のためキングマンボ系ではなく欧州系ミスプロ。しかし、あくまで欧州系ミスプロなのでキングマンボと能力の方向性は似ていますし、サマートゥリストについては母方にキングマンボを持ちます。

キングマンボ持ちが好走しているように、今の中京はかなりパワーを要求されると考えた方がいいでしょう。目で見ても、芝は荒れていると感じます。
当日になってこの傾向が大きく変わることもないと思いますし、狙う血統はマイルで戦える最低限のスピードを抑えつつ、キングマンボを筆頭とした欧州血統で行きたいと考えています。

血統注目馬


⑫ダノンスコーピオン 

父  ロードカナロア (キングカメハメハ系)
母父 Sligo Bay (Sadler's Wells系)

実績の割に近走の凡走で人気を落としている当馬ですが、狙いやすい条件が回ってきたと思います。

父ロードカナロアはキングカメハメハ直系の種牡馬です。

京王杯SCのnoteに詳細な解説を載せているため、気になる方は読んでいただけたらと思います。簡潔に言うと、ロードカナロアはキングカメハメハ系種牡馬の中では、母系にアメリカの名血が組み込まれているという話です。

となると、前日傾向の欧州系パワーとは少しズレてしまいます。人気薄ではありましたが、中京7Rではロードカナロア産駒が2頭出走しともに凡走。

しかし、ダノンスコーピオンの場合は母父がSligo Bay (Sadler's Wells系), 2代母父がIn Excess (Caro-Fortino-Grey Sovereign系)であり、欧州要素をしっかりと持っています。今の中京に必要なパワーをしっかりと母方が補強してくれていると考えます。

近走の実績からも、上がりが要求されるとどうしても足らないという雰囲気ですし、現状の中京は上がりを必要としないことも後押しになるかなと。

執筆段階では単勝オッズ8.5倍、流石に舐められすぎではないでしょうか。

④メイショウシンタケ

父  ワールドエース (ディープ系)
母父 アドマイヤコジーン (Caro-Fortino-Grey Sovereign系)

2頭目は④メイショウシンタケ。

父ワールドエースはディープ系ですが、母が言わずと知れたマンデラ。ここでドイツ血統が入ってくるので欧州要素をしっかりとカバーできています。

母父アドマイヤコジーンもCaro経由のGrey Sovereign系の血統なので、今の中京の荒れた馬場で要求される欧州パワーをしっかり持っています。

2代母がアドマイヤラピスなので、牝系はサンレイポケットと同じ。
血統からは上がりが掛かる今の中京は非常にいいでしょう。

ただ、買うべきは前走の米子Sであったことは間違いありません。
後追い+現状のオッズで満足できるかどうか。

その他の馬

⑯ルージュスティリアは少し能力の方向性が違う印象です。1600よりも2000に向いている感があるので、頭には来ないかなと考えています。

⑩ウイングレイテスト⑪ディヴィーナは共にロベルト系。悪くはないという程度、相手には入れなければならないと思います。⑪ディヴィーナに関してはモーリス感がないのでそこをどう考えるかでしょうか。

トップハンデの⑨ホウオウアマゾン。キングカメハメハ×アグネスタキオンで傾向には合っていますし、パワーもしっかりとある。ハンデで嫌われてこのオッズなら狙いたさはあります。

(追記)
最内の①ヴァリアメンテはドゥラメンテ×ドイツ牝系なので傾向には合致しています。久々に使ってくる点をどう考えるかですね。


まぁ当日の芝傾向を見つつですね。中京記念の前に芝レースは7つ組み込まれているので、馬場荒れが進行するのであれば少し狙う馬を変更するかもしれません。

最終見解はTwitterでレース前に公開します。
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文責:KID



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