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気持ちの向き

口下手で、人と話すのが苦手だからゆっくり文章を書きたいな、と思って始めたnoteであるが、ここ一年くらいの自分を何か書こうと思った時って大体ネガティブなことが多いなと思う。


半年前くらいにあるアプリをダウンロードした。自分の気持ちを日々日記のようなつもりで書き込み、一週間ごとにそれを分析してくれて、今週のあなたはこんな言葉を多く呟いていた、こんな気持ちが多かった、と言ったフィードバックをくれるアプリである。

始めた理由は、日記を書くよりも手軽に続けられるからだ。日常のほとんどをパソコンやスマホを触っているわたしにとって、鉛筆で文字を書くよりも端末に打ち込む方が身近で、気が向いた時に、忘れないうちに記録することができる。

打ち込もうと思ったことの多くは、誰それに対するちょっとした不満であったり、悲しい思いであったり、自分自身への苛立ちなどであり、膨れ上がって行き場を無くした感情を鎮めるために書いているのではないかと思う。実際、かっちーんときたような状況でも、誰かにぶつけたりする前にアプリに打ち込むことで気持ちを分解して、少し噛み砕いて文字に変えて、自分の中から取り出せることができる。


先程は日記と述べたが、実際はそこまで見返したりはしていない。しかしアプリは律儀に「今週のあなたは、悲しみとしんどいという感情が大きかったようです」といった形で、お知らせしてくれる。

喜びの感情だって、コントロールは難しいはずである。嬉しい気持ちを爆発させて隣の人と抱き合ったり、ハイタッチしたりとまでは行かなくても、心の中で全力ガッツポーズをするくらいの喜びを経験したこともある。でもそれはなぜ書き記そうという気持ちに私はならないのか。


およそ15分でかがなくてはいけないルールなので深くは考えられないが、自分自身がそういうマイナスな気持ちを優先的に掬い上げるような頭の使い方をしているのかもしれない。


今日からは、嬉しい気持ちやありがたいことがあったときの気持ちを、意識して書き記してみようと思う。もしいま、辛いことばかり身の回りに起きていると感じたり、ついてないなという気持ちがあると言う方がいるのであれば、今日だけでも私と一緒に嬉しい気持ちやありがたい気持ちを少し書き留めてみたら、なにか変わるかもしれない。



今日はなんだか嬉しいな。






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