3.髄膜種が止まらない!手術前
手術前。辛かった抗てんかん薬
そして大学病院を受診しました。腫瘍が大きいこと、既にけいれん症状がでているので、手術が決まりました。予定は2か月後、悪性ではないし手術がつまっているからと。
先生にさっそく手術前の検査にいってきてと書類を回されます。ナースなので、そのへんはわかります。術前検査と言って、採血や心電図やレントゲンとか手術をする前に必要な検査です。
検査室を回りながらよぎるのは、私ここで手術してもイイの?
もっとよく考えた方がよくない?
でも検査ってお金かかるんです。
ここでの検査も1万を超えている。
他に移るのもなああ、他に当てもないし、となんとなくずるずる。
(後に再発を繰り返して、自費診療で(5万)セカンドオピニオンや民間療法、転院や検査で年間50万とか出ていく医療費に比べたら、何てカワイイ躊躇だったのでしょう)
そして、けいれんがでているからと抗てんかん薬を処方。
帰宅して家族や職場にも報告してまだ働いてもいいですと、気の抜けるような報告をしました。
事務長には、実家に帰った方がいいよ、と提案されました。けれど、親も生活があるし、私も面倒だしとこのまま自分の部屋に。。
この時帰れていれば・・・。あんなに具合が悪くなり、動けなくなるし、てんかん発作に怯え、家賃の心配をするなら早く帰っていればよかった。
そして出された抗てんかん薬はイーケプラ。
これが、私にはあわなかった。めまいがひどくて、終始船に乗っているみたいな船酔い状態、バランスが取れない。
同僚には「頭の働きを抑える薬なのに、頭を働かせて仕事しきゃいけないから辛い」と漏らしていました。仕事もできなくなりました。気を使って書類をまとめる仕事のみにしてくれましたが、シュレッダーでさえも休み休み。
電車にも乗れなくなりました。どうしてだかわからないけど、とにかくつらい。頭を起こしておけないので、クッションを持って病院に行くときは両親が場所取りをしてくれて電車で横になる。
とうとう根をあげて、手術まえから有給を取りました。
イーケプラで副作用が辛いという声は聞いたことがないのですが、どうなのでしょう?
ちなみに、そこの病院は患者が横になっていても医療者は誰も気にしない。スルーです。
絶対私だったら、もしくはこれまでの職場なら「大丈夫ですか」と声かけるよな、と思う不思議なところでした。
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