すぐわかるもの すぐにはわからないもの
この本、なかなか読み進められなくて眠らせてたんだけど
映画だったらどうかなと思いこの週末に見てみたら、とても深かった。
この作品に出てくる言葉にこんなものがある。
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"世の中には、「すぐわかるもの」と、「すぐにはわからないもの」の二種類がある。すぐわかるものは、一度通り過ぎればそれでいい。けれど、すぐにわからないものは、何度か行ったり来たりするうちに、後になって少しずつじわじわとわかりだし、「別もの」に変わっていく、そして、わかるたびに、自分が見ていたのは、全体の中のほんの断片にすぎなかったことに気づく。"
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「わかったふり」や「わかったつもり」をしてやりすごすことが往々にしてあるけれど、本当の本質は繰り返しの日々の中でないと見えない。
「Don't think feel」のほうがうまくいくこともあるだろうし
器用で要領の良い人はもしかしたら「すぐわかるもの」のほうが多いのかもしれない。
ふりかえってみると
わたしにとってこの世の中は
「すぐわからないもの」だらけのような気がする。
同じ道をぐるぐる何度も通って、何度も迷って何度も転んで
ようやく本当のことが見えてきたりまったくわからないものだったり。
でもわからなかったぶん、最後に手の中に残るものが自分の目で見て信じたものなんだとしたら
ものすごく大切にできるのかなぁ
と思ってみたり。
人生トライアンドエラーすぎて一生迷子の不安が拭えずにいるところにふいに出会った映画でした。
もう一度、この本読んでみよう。
#日日是好日 #don'tthinkfeel #休日の映画鑑賞