「引き算」を後回しにするとどうなる?
前の記事では
人間は引き算による決断が苦手
ということから、それを片付けの場面に当てはめて考えてみました。
今回は『引越しにおいて「引き算」を後回しにしたら?』という視点で考えてみます。
「引き算」を後回しにするメリットとデメリット
まずはメリットについて。
「とりあえず、今あるモノは全部新居に運んでしまえ!」にすると引越し前の忙しい時期に、とにかく目の前にあるモノ達をダンボール箱に入れればOK。
何も考えなくていいということ。
ただそれだけ。
逆にデメリットは?
・引越し費用が嵩む
・どの箱に何を入れたのか、管理するモノが多いと混乱する
・新居での開梱作業が増える
・「長年開けていないダンボール箱」が鎮座することになる
・新居に合わない家具やモノを使い続けることになり、チグハグのインテリア環境で暮らすことになる(あまり気にならないならいいんですけどね)
・場合によっては、旧居にいたかもしれない虫までも一緒に連れてきちゃう
などなど。
こう考えただけでデメリットがいっぱい。だから私は「引越し前のモノの整理」を強くオススメするんです。
面倒な引き算は、前向きになれるタイミングでやってしまえ!
引越し前は「わーい、新居だぁ!」って気分がルンルンしてるから、先の明るい未来のために、めんどくさいモノの整理だって前向きにやれちゃうけれど、これを引越した後にやろうとすると、ほとんどの人はモチベーションが上がらない。漏れなく私も。
次に前向きになれるタイミングっていつだろう?
新たに引越しをする時か?
リフォーム・リノベーションする時か?
その時までは、現実を見ないようにやり過ごすのか?
そんなことしていたらあっという間に10年、20年経っちゃう(涙)
まだお若い方々にはピンとこないかもしれないけれど、時が経つのはあっという間。同じ10年間を過ごすなら、モヤモヤした気持ちを抱えて見てみぬふりを続けるより、ちょっと面倒だけれど先に時間と労力をかけて「引き算」して、その後はゆったり気持ちよく過ごす方が、断然心の健康にも良いはず。
引越しの予定があれば、このルンルン気分の波を逃さず、上手に乗っていきましょう!