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ウクライナ問題と株価

 ロシアによるウクライナ侵攻。連日、これでもかと言うぐらいの報道量。コロナが脇に追いやられている感じ。北京オリンピック終了直後の侵攻。

 平穏な日常を何の罪なき人から奪い去る戦争。不条理極まりない。そして、それを起こした人は、独り。全世界が非難しようが、意に介さない。この戦争は、被害者意識と、傲慢な帝国意識から端を発して、結局のところ、そのリーダーの感情で、起きた戦争。

 まさか21世紀になって、このような不条理が起こるとは、私は思ってもみなかった。しかし、考えてみれば、1000年前は刀と弓などといった武器で、隣国ともめ事を起こすのは当たり前だった。武器が、地球を何度も滅ぼすことができる核爆弾になっても、人の感情は大して進化していない、いや、変っていないと言える。人類は、おおよそ30万年前にアフリカで発祥したと言われる説がある。その当時と、大して顔は変わっていないとか。そういう意味では、感情を制御する頭脳も大して変わっていないのかもしれない。科学技術が進んだから、人類も進化していると勘違いする事がままあるが、人類は、やはり感情の生き物であったと言える、今回の戦争である。

 よく考えてみれば、人と人との摩擦は、子細なことの積み重ねで、感情が爆発し、人間関係が悪化すると言うことを経験的に知っていたはず。決して、経済原理、損得勘定だけで行動しない。自分の破滅が予想できても、凝り固まった感情に引きずられて、犯罪を犯す人、人間関係を破滅に導く人、そして、戦争を引き起こす人。まだまだ、人類は感情の制御、幸福感の制御というものが、できていないようだ。仏陀をもってしても、キリストやアラーの神をもってしても、戦争を防ぐ事ができていない。そして、現代社会の恵まれた社会生活するも、人の感情を幸福にするものではないと言うこと。

 北京オリンピック、パラリンピックが終わるまで、メンツに掛けて、中国の不動産バブル崩壊は無いと考えていた。中国の不動産バブル崩壊すると、世界中の株価が一旦は下落すると予想していた。その予想に従い、オリ・パラが終わるまでに、一旦持っている株を手仕舞いしようとしていた。そしたらウクライナへの侵攻が始まり、株価は急激な下落。そして、ウクライナ侵攻が一か月過ぎた現在、日経平均28000円まで戻している。中国不動産バブルは、どうも軟着陸させる方向で、恒大の分割でおしまいにしたいようだ。ウクライナへの侵攻で、全世界的物価高が始まり、経済成長率が大きく望めない現在、中国不動産バブルのハードランニングはできないと判断したのではないだろうか?誰が?中国首脳陣が。

 円安が進み、エネルギー、食料品等が急激な、値上がりになり、所得は先行き不透明なだけに上がり難く、貧困者の生活は更に厳しくなる。その反面、高額給与所得者は、より豊かになり、富が富を生む、雪だるまのように。

 2022年は四半期が終わろうとしているが、この四半期ですらとんでもない時代の転換点となった。この先、どうなるのだろうか?

 もし、ロシアが核を使うような事が起これば、また、世界経済は冷え込む。アメリカのバイデン政権は、抑止力にならない、国連は機能しない事が明らかになり、米中経済戦争よりも先に、ロシア問題が更なる問題を起こしそうな感じである。

 ある雑誌は、4月末にロシアは核を使うと書いていた。4月末までに、持っている株を一旦手仕舞いしたほうが良さそうだ。

 あと、急激なビジネス拡大は、2022年は難しそうだ。手堅く成長を考えるべき。そして、顧客拡大に注力して、不況に強い会社にするべきだと考えている。無農薬・無肥料菜園を趣味でやっている私としては、四分の一農業&気持ちのいい田舎暮らし、四分の三ビジネスを実現し、日々感謝して生活することとしましょう。

 困窮している人たちに対して、何ができるか?寄付程度しかできない自分がいる。それでも、元気に暮らして、寄付ができることに感謝。

 三回目のワクチン接種をして、大変倦怠感のある体を持て余しながら、ボーした頭で、考えていることです。


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