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23秋冬新作 SURE SHOT LONG ①
こんばんわ!
5月もあと数日です。
1月に2023年始まった〜と思ってたのがつい先日のように、時間が年々速度を増しているように感じるのはなぜでしょうか?、、、
今日は都心で最高気温30°cを越えたとか越えないとか。
ビーサンを下駄箱から引っ張り出すと、
いつも"夏キタ"と感じるのですが、まだ5月。。。
とはいえ
暑かろうが寒かろうが登るのがクライマーという生命体です。
環境に左右されず最高のパフォーマンスを発揮できるロングパンツが必要だと、前々から気づいていながら具体的にアウトプットしていませんでした。
そんな折、春夏新作のSURE SHOT SHORTS3.0をサンプル作成している際、
これのロングverがあればALL SEASON対応な中身になるかもしれない
と感じ、並行してロングにも着手。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/106651270/picture_pc_f0339e1b104d47bb9f8431b81901cf58.png?width=1200)
新作のSURE SHOT SHORTS3.0では、
ストレッチナイロンを採用し高可動域とライトネスを確保しており、
必然的に LONGもストレッチナイロンがイメージにありました。
ただ、ALL SEASONであるためには、
・夏の快適性(速乾性、通気性)
・冬の快適性(気密性、保温性)
というように、矛盾した二つの環境を網羅する必要があり、現時点の結論としては、
現時点ではこの矛盾した2つの両立は不可能だ、
と考えています。
実は繊維自体が温度調整を担う調温繊維と呼ばれるものは存在しています。
有名なものはNASAが開発したとされているOUTLAST。
他にもTEMP SENSEといったレーヨンがあります。
これらを使えば被服が自動的に最適な温度を提供してくれるかもしれません。しかしあくまで私見ですが、スポーツというカテゴリーにはまだまだ温度変化の速度にフォーカスして言えば性能不足だと感じます。
ではどうすれば良いかと検討しましたが、LOBSTERが選択した答えはシンプルです。
暑い夏に対応でき、
寒い冬のインドアまで対応できれば可
ハイシーズンの岩場はインナースパッツを推奨。
(インナーも想定したフィッティングは必須)
です。
デザイン的なものはイメージがあったので、そこからパターン(型紙)にするのは比較的迷わずさくさくと作業が進みます。
そしてあっという間に1stサンプルUP。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/106658150/picture_pc_647e9ba46b4a2a618e0788ad856fb8af.jpg?width=1200)
シルエットはゆとりを持たせたストレートながら、
裾はギャザード仕様で、ヒールのし易さやレングスの調整も勿論、瞬時にシビアなスタンスを拾う課題を攻略する事も意識しています。
画像では見えませんが、左右に脇ポケットが一つずつ + 後ろにファスナーポケット一つ。
肝心の生地は、
SHORTSより僅かに厚みのあるストレッチ・ミニリップストップナイロンです。
恐らくLOBSTER史上、
最もシンプルかつ高可動域を備えるオールシーズン LONGです。
SURE SHOT LONGは生地×パターンだけではなく、
クライマーのストレスを僅かでも軽減するスパイスを加えています。
続きの投稿を乞うご期待下さい!