23秋冬新作 SURE SHOT LONG②
前回から引き続き、SURE SHOT LONGについてご紹介させていただきます。
このモデルには中肉厚のミニリップストップ地を採用しています。
軽量で丈夫なナイロンにポリウレタンを芯に使用したストレッチ糸で織られており、タテヨコナナメ全ての動きに追従する素材です。
いわゆる4wayです。
ただ、ハリコシがそこそこあるため、
生地が重なる部分はそこに厚みが増し、硬さが増して素材本来の良さを活かすことができません。
そのためSHORTSに引き続き、 LONGも出来るだけシーム(縫い目)を減らしています。
具体的には、脇にシームがありません。
これだけで、ストレッチ生地が脚を柔らかく包むような構造をしていると想像していただければと思います。
脇にシームが無いことで、通常パンツにある脇の縫い代(生地が重なり固くなる部分)が無くなり、肌へのストレスも大幅に軽減されています。
その代わり生地をたっぷり使います。
これは履いてみないと分からないので、
是非展示会で試着して下さい。
私見ですが、
23秋冬で最高のパフォーマンスを備えています。
そしてもう一つ、搭載された機能性があります。
ナイロンベースの生地は、静電気を溜め込みやすい特性があります。
ハイシーズンの秋冬は乾燥が増して特に静電気が発生しやすい環境となります。
クライミングの登攀とは直接関係の無い部分かもしれませんが、、、
私が静電気を溜め込みやすい体質(血液ドロドロ?)のため秋冬のドアノブに手を掛ける時は常に身構えてしまいます。。。
だったら静電気フリーなパンツにしよう!
という超絶ニッチな需要へアンサーしたいと思います。
身体に静電気が溜まらないように、被服外へ放出するための資材を取り付けています。
ウエスト、足首、お尻の合計5箇所に配置。
100%とは言えませんが、
通常のナイロンベースのパンツに比べ圧倒的なANTI STATIC(抗静電気)を備えました。
こんな塩梅で
SURE SHOT LONGの裏側手記は〆させていただきます。
間違いなく、
LOBSTER史上最高の"パフォーマンス"を発揮するモデルです。
コンペで順位をあげたい!
あの課題を今年は落としたい!
というクライマーに是非脚を通していただければと思いカタチにしました。
お披露目まで乞うご期待下さい。
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