コーチングに必要な道具。
こんにちは。LEBEN CAREERの大坂谷です。
パーソナルコーチングやコーチの育成をやっています。
今回はよくご質問をいただく、以下の問いについて綴ってみます。
ここでいうツールキット(以下、ツール)は、プロセスやワークのようなものを指しているわけではなく、道具のことです。
確かに、プロのコーチがどのような道具を使っているのかについては書籍にも書いていませんし語られることもほとんどありません。
このため、今回は私がリアルに使っているツールを1つずつご紹介します。
対面コーチングと、オンラインコーチングで分けて綴っていきます(紹介したツールは最下部にリンクを載せているので参考にしてみてください)
また、今回の内容はラジオでも収録しております。お好みの方法にてチェックしてみてください。
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なお、「まずはコーチングについて知りたい」という方は以下の記事もどうぞ。
❚オンラインコーチング
まずオンラインセッションから。
最低限必要となるツールは、紙とペン、ヘッドセットがあれば十分です。
この道具のなかで、クライアントに直接影響するところはヘッドセットです。
ヘッドセットとは、ヘッドホンにマイクがくっついているような形をしたイヤホンです。コールセンターなんかで働いている人が使っているものです。
クライアントの思考を妨げるような「ノイズ」は極力減らしたいので、このヘッドセットはこだわっています。
もちろん、ヘッドセットではなくスマホ用イヤホンでも使えますが、コードが細いため接触した際にクライアント側に雑音が入ることがあります。また、Bluetoothイヤホンでもできますが、若干のタイムラグが生まれるのは気になるポイントです(ただでさえオンラインコーチングだと若干の遅れが生じますが、そこにBluetoothイヤホンの遅れがプラスされる)
実際、気にするクライアントは多くはないとは思いますが、プロとしては「できる限りの配慮」はしておきたいと思っています。このため、有線のノイズキャンセリング機能のついたヘッドセットを使うようにしています。
これまでにあらゆるメーカーのヘッドセットを比較した中で、1番良かったのはゼンハイザーのノイズキャンセリングヘッドセットです。
歴代のヘッドセットの音声を録音して聴き比べましたが、ゼンハイザーのヘッドセットが最もノイズが入りませんでした(計測する装置などを持っていないので、あくまで主観ではあります)。
ちなみに、ヘッドセットは消耗品でもあるので、あまり高くなくてもいいかなと個人的には思っています。
❚対面コーチング
対面セッションではどうでしょうか。
最低限用意しているツールは「紙」と「ペン」そして「ミニチェア」「付箋」です。
「ペンと紙なんて、いちいち説明しなくていいです」という人も少なくないかと思いますが、意図を持って使っているのでその点もシェアさせていただきます。
まず、対面コーチングのツール選びの前提として、人はいつもと同じような空間にいたらいつもと同じような発想が出て来やすい傾向にあるという点を加味しています。
例えば、1回あたり数万円のコーチングセッションで、コーチが100円ショップで売ってるような5本セットペンを使っていたらどうでしょうか。悪くはないと思いますが、クライアントは日常の延長線のように感じてしまうかもしれません(フレンチのコース料理を公園のベンチで食べるようなイメージ)
そして、コーチングセッションの場作りに関しては、多くの場合でコーチ側に主導権があると思っています。これらを考えると、コーチ側はコーチングの期待感を高めるような演出をする役割も担っているのではないかと思っています。
前置きが長くなってしまいましたが、私は以下のツールを使っています。
一番目につくペンは『Waterman』や『Pelikan』を使っています。
紙は『0.09~0.10mmの厚口紙』を使っています。ただの紙ですが、見た目、書き心地、さわり心地など、明らかに異なります。
これは「高いツールを使おう」という話ではなく、期待感を演出するために少しだけ良いものを使うという話です。
そして、プラスアルファでポジション・チェンジやタイムラインを作る際に使う「ミニチェア(写真のイス)」や、ブレストする際に使う「付箋」は常備しています。
こういったこだわりは、クライアントも意識的には気づかないかもしれませんが、無意識的には影響しているかと思います。
また、コーチ自身も上質なツールを使うことで、プロフェッショナルな意識が生まれると思っています。すると、間接的にクライアントに肯定的な影響与えたり、その場の雰囲気を演出できたりするかもしれません。
高級なフレンチも、みかん箱の上で食べたとしたら味もやや安っぽく感じるかと思いますし、サクッと食べてしまうかもしれません。高級なフレンチに見合った、適切な雰囲気があるからこそ、味わいながら美味しく食べられるかと思います。
また、
このように言われるように、野球選手がバットやクラブにこだわるように、サッカー選手がスパイクにこだわるように、コーチもプロとして、仕事道具にはこだわりを持っても良いと思っています。
❚私が使っている道具
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