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【APMAR2023に参加】A Virtual Window Using Curtains and Image Projection
はじめに
杉浦裕太研究室M1の澤田直春です。8/18から8/19において台湾のNational Taiwan Universityで開催された The 15th Asia-Pacific Workshop on Mixed and Augmented Reality (APMAR2023)に参加し、「A Virtual Window Using Curtains and Image Projection」というタイトルで発表しましたので、参加報告させていただきます。
研究の概要
カーテンとプロジェクションを用いて疑似的な窓を提示するシステムです。壁にスクリーンとカーテンを設置し、開閉に合わせて映像を投影します。
今回の発表は、以前国内で開催されたEC2022で発表した内容を英語化したものです。
人間が快適な日常生活を送る上で、生活環境は重要な役割を果たしますが、近年では、生活するために十分な空間が確保できていない場所や、窓が設けられず閉塞感がある地下空間があります。
そこで、本研究ではカーテンとプロジェクタ投影を用いて疑似的な窓を作り出し、空間演出を行う手法を提案しました。
壁にスクリーンとカーテンを設置し、開閉に合わせて映像を投影します。日用品として利用されるカーテンを用いることで、生活環境に対して溶け込ませるように窓を提示できます。さらに、カーテンが存在することで、立体感のあるシステムとなり、プロジェクタ投影による平面的な描写に奥行きが与えられ、違和感のない疑似窓になります。
また、ディスプレイを用いた疑似窓では、一度設置したら大きさや場所を変えることは難しいですが、本システムはプロジェクタを用いるため容易に変更可能です。
当日のフィードバック
Mixed and Augmented Realityに関するワークショップだったこともあり、画像処理についての知見をお伺いすることができました。他の分野の専門家からご意見をいただけて非常にいい機会となりました。
感想
初めて国際学会に参加してみて、他国の人と研究活動を通じてコミュニケーションを取れることが新鮮で面白かったです。また、台湾の学生と食事する中では日常的な話もすることができ、良い刺激になりました。
宿泊したホテルも内観が独特で良かったです。
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発表文献情報
In Proceedings of the 15th Asia Pacific Workshop on Mixed and Augmented Reality (APMAR2023) , IEEE, August 18-19, 2023, Taipei, Taiwan.