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【インタラクション2024に参加】TataPixel: 畳の異方性を利用した切り替え可能なディスプレイの提案

はじめに

杉浦裕太研究室M1の北村です。
3/6~3/8に東京・一橋記念講堂で開催されたINTRACTION2024に参加し、「TataPixel: 畳の異方性を利用した切り替え可能なディスプレイの提案」というタイトルでポスター発表を行いましたので、報告させていただきます。

研究の概要

本研究では、畳を利用した新しいディスプレイであるTataPixelを提案しています。
畳の表面に織り込まれたイグサは、その繊維の方向によって光の反射具合が異なります。そのため,畳を回転させることで視覚的な色の変化が
生じます。これを畳の異方性と呼びます。TataPixel は1 つの円
状の畳を1 ピクセルとし、これらを並べることで様々な画像や動画を表現することができます。
システムはユーザが画像を入力するソフトウェアと畳を回転させるハードウェアから構成され,容易にTataPixel を操作することができます。

畳の色変化((a)90°, (b)0°)
(a) 描画例(2024 年).(b) 描画例(ハート).(c) グラデーション表現(左から0°,30°,60°,90°).

当日のフィードバック

TataPixelでのアニメーション表現を多くの方に見てもらうことができました。畳を使うことによる目新しさや面白さを感じていただき、好意的な意見を頂けました。一方で、今後の展望や畳を使う意義(デジタルディスプレイでよいのではないか)など、研究を進めていく上で重要な観点から様々な意見を頂けたので、これらを踏まえ、研究を進めていきたいと考えています。

感想

今回初めて、実際にデモを用意し、約3時間の間ハードウェアを動かすことができたなどの収穫がある一方で、設営に時間がかかったなど、実際にデモをしないと分からない部分を知る事が出来たので、次回のデモ発表に活かしていきたいと思います。

発表ポスター

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