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【センシングフォーラム2023に参加】指側面を入力サーフェス化するリング型デバイス

はじめに

こんにちは、杉浦研究室学部4年の花山です。8月31日,9月1日に高知工科大学で行われた第40回 公益社団法人計測自動制御学会センシングフォーラム計測部門大会において、「指側面を入力サーフェス化するリング型デバイス」というタイトルでポスター発表を行いましたので、参加報告させていただきます。

研究の概要

近年、指先でのジェスチャ入力を行うウェアラブルデバイスの研究は増えてきています。中でも、アイズフリーと呼ばれる、デバイスを見なくても操作できるという要素は注目されています。そのためには、入力に対する何かしらのフィードバックが重要とされています。

本研究では、人差し指の皮膚上で親指のジェスチャを行うことで、触覚的フィードバックを両指側に返すことができるということに注目し、人差し指の側面でのジェスチャ入力を可能にするリング型デバイスを提案しています。反射型光センサを8つ配置したリング型デバイスを人差し指に装着し、親指が人差し指に触れた際の皮膚変形情報を取得することで、ジェスチャを識別しました。11種類のジェスチャの識別精度を評価したところ、94.1%の結果を得ました。

当日のフィードバック

他センサの追加使用による精度向上の案や、リングの連続的な回転方向でのキャリブレーションの実現の案などを頂きました。さらに、人種や指の太さという被験者の属性による結果の違いを考慮し、それに対するユーザビリティの分析もすると良いという意見も頂きました。

感想

私自身、初めての学会発表でした。外部の方からの客観的な意見を頂けたのは非常に有意義だったと感じています。また、物理分野も関連しているセンシング技術に対する様々な他の研究を拝見し、普段とは少し異なる分野の研究に触れることができ、良い経験になりました。

食事は、高知で取れた海産物を沢山頂けました。


発表ポスター




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