
トランプ政権発足で米国債投資は千載一遇のチャンスを迎える・デフォルト危機はチキンレース
2025年1月21日トランプ大統領による就任演説が行われました。
アメリカという国の強さに身震いするほどの内容で、本当にアメリカは今まで以上に景気が良くなっていくと確信してしまうような錯覚すら覚えます。
錯覚ならず、ここではこのトランプ氏の就任から、なぜアメリカ国債が潜在一隅の投資のチャンスが巡ってきているのかを解説します。
■米国債投資の千載一遇のチャンスが到来するかもしれない理由がある
第二次トランプ政権が始まります。
アメリカ大統領選挙の公約では内需拡大(自国産業の強化)・減税・関税強化が掲げられており、トランプ氏の当選直後「当選歓迎を織り込んだ株価上昇」で歓喜が沸き起こりました。
内需拡大・減税・関税強化いずれもインフレを加速させる要因となるため、この沈静化として一般的には金利は上昇するものと考えられます。
FRBは2025年で4回の利下げを行うといった見込みもありますが、インフレ率が上昇すれば利下げに至らず現状の金利を維持することは大いにありえます。このため引き続きアメリカの政策金利は4-5%程度で残り続けると考えられるのです。
またトランプ氏は円安は望ましくないと発言していることから、円高の圧力をかけることは大いにありえるでしょう。
こうなればアメリカ国債が2024年よりもリーズナブルに感じられ、「金利4-5%が残るアメリカ国債」の投資チャンスが訪れると言えるのです。
■2023年6月デフォルト危機が起こっていなかった?
米国債は期限を設定しその日まで返すと約束して発行される借用書で、アメリカ政府の財源不足をカバーする目的で発行されます。
2023年6月にアメリカのデフォルト危機が世界中の注目を浴びました。
アメリカ国債がデフォルト化するとは、元本の返済が滞り利払いも行われず、国そのものが信用されなくなることを意味します。
あらたに資金が必要になったとしても、「利息はおろか元本も償還しない嘘つき」と見なされてしまうため、誰も貸し手が付かなくなるでしょう。
高い金利を設定して貸し手を募集したとしても、資金繰りがままならなければさらに利払いが苦しくなり、いよいよ破綻に追い込まれます。
しかし今までアメリカは一度も不履行を起こしたことはありませんでしたし、端的な金欠なわけではありません。
▼アメリカ国債には発行上限額が設定されている
アメリカ国債には発行上限額が設定されいてます。
発行上限額を上げる場合は、立法または法改正を行い、さらに議会の承認が必要です。
アメリカ議会が自らの政策を大統領に吞んでもらうため交渉の切り札として使われてきた古くからの慣例とでも言いましょうか。「約束してくれたら国債発行上限額も上げますよ」と言いたいのです。
2023年6月については、バイデン大統領は翌年にアメリカ大統領戦を何としてでも勝ち抜きたがっていました。しかしながらアメリカ議会が要求する財政縮小政策を呑んでいたら負けてしまうと踏んで譲歩せず、結果的に2025年の1月まで上限停止となったわけです。
想像すればお分かりのとおり、本気の本気でアメリカ議会も大統領もデフォルトを起こそうとは思っていません。
資金調達ができなければアメリカ軍への給与支払いもままならず、有事出動もできなくなります。こんな危険を冒してまで両者が本気で意固地になっているわけではないのです。
「上限を上げれくれなかったら崖から飛び降りてやる!!!」なとど言って見せたとしても、本気で崖から飛び降りる気などさらさらないというわけです。つまり、毎度お騒がせのチキンレースが行われているとみなしてしまいましょう。

▼アメリカでデフォルトは起こらない
アメリカではデフォルトは起こりえません。
アメリカ政府が米国債を発行し、FRBは無尽蔵にアメリカドルを発行できるわけですから、FRBが国債を買い取れば借金はそれで事実上チャラになります。
日本の場合についても、日本政府が国債を発行し、子会社である日本銀行が無尽蔵に日本円を発行できるので、日本銀行が国債を買い入れすれば借金はチャラになります。
日本の債務残高については対GDP比で250%を超えており、世界各国から「スーパークレイジーなレジェンド」として見られています。
しかし日本はそれでも財政破綻しません。日銀が国債を買い入れできるからです。
アメリカと日本のように自国通貨と自国通貨建て国債を持っている国は、事実上デフォルトは起こらないようになっているのです。
※ギリシャの財政危機はユーロという共通通貨建て国債を発行したことにより財政がひっ迫、デフォルトに陥っています。
アメリカ・ギリシャ・日本の上を行くレジェンドはいて、アルゼンチンは独裁制の毒に蝕まれ9回デフォルトを起こしています。
いかに自国通貨と自国通貨建て国債を持つことが国の機能として強固かなのか。
そしてアメリカドルが今後も一強と言われる以下の理由を含めて考えると、利息付きのアメリカ国債は今後も世界最強の資産であり続けるでしょう。
流動性において比類なし
1973年から価値を貯蓄する機能が一貫してぶれていない
取引量は落ちていない(新興国によるドル離れの影響は少ない)
高い汎用性
経済・政治・金融の覇権国としての地位
■日本にこだわっていては取り残されると実感する「トランプ氏の身震いする就任演説」
冒頭でお伝えしていたトランプ氏の身震いを覚える就任演説は以下の通り。
私はこの演説を見ていて「ある納得」を痛感します。
かつてはアメリカに並ぶような経済的な強さがあった日本は、今はあの中国人への滞在ビザをしれっと許可してしまい、本格的に外国人によるお金の流入に頼る流れに至っています。外圧でしか変わっていない。
それにしても日本の総理大臣の所信表明演説はあまりに違い過ぎませんか。。お葬式の中で用意された台本を読まされているかのようです。
トランプ氏の演説で納得するものがあったように思えるのです。
「とにかくアメリカは強い。」というように。
トランプ氏はペンシルバニアで暗殺されかけましたが、銃が耳をかすめて命を取り留めました。この時だれもがトランプが大統領に返り咲くと確信したでしょう。そして今アメリカはとてつもない強さを手にしています。
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