
爆発的にフィリピン投資が増えている理由
フィリピンへの投資額が爆発的に増えています。ここではこの理由としてフィリピン独特なお国事情を挙げていますので参考にされてみてください。

なぜフィリピンへの投資が増えている?
①世界一の海外労働者を輩出
フィリピンでは海外で働く人の割合が人口の1割。この海外出稼ぎ労働者が祖国フィリピンに送金している金額もGDPの1割=およそ6兆円に及びます。
日雇いの建設業やメイドなどが最多となっており、就労ビザを持たずに働く場合も決して少なくないのです。就労ビザによるカウントなしで未登録の実数を正確に把握するのは困難ですが、把握されているだけでも50万人いるそうです。
この世界一の海外労働者を輩出しているフィリピンのお国事情が「格好の投資先」となっている理由に直結しています。
フィリピンではいまだに銀行口座を持たない人も多く、海外の出稼ぎ先では現金でお金を受け取ってから多くがコンビニで電子マネーアプリにチャージ・そして祖国の家族に手数料無料で送金されています。
これで何も問題はありません。とは言え「銀行口座を保有するのが当然な先進国」からすれば、こう思うでしょう。
「銀行口座があれば就労先の国で利子が生まれ、源泉徴収で課税が完結するのに。(現地の税収が増えるのに)」
未登録で海外に出稼ぎに出る労働者は、必然的に海外での源泉徴収もないでしょう。つまりこれらの場合税金が発生していません。
フィリピン政府はこのようなフィリピン独特の特性から、のちにお伝えするCRSには加盟していません。銀行口座を保有するのが当たり前の先進国から「国民に銀行口座くらい開設させたらどうか」と促されるのも間違いないからです。
※フィリピン政府からすると「いやいやうちの国民口座開設なんてしませんよ」と言う感じでしょうか。
このようなフィリピンのお国事情を利用したのがフィリピン投資が爆発的に増えている理由です。
日本人がフィリピンに住所を持たずフィリピンの銀行にお金を置いても、フィリピンは日本に銀行口座についての情報を明かしません。
日本政府にプライバシー性を保てるためにフィリピン投資が人気となっているのです。
この点についてもう少し詳しくお伝えしましょう。
②国に資産のプライバシー性を保てる
もともとCRSは「住所を持たない非居住者の海外の銀行口座」を効率的に把握する目的の制度でした。
上述のとおりフィリピンはCRSに加盟していませんので、日本人がフィリピンの金融機関にお金を預けてもフィリピンが日本に情報開示することはありません。
さて近頃日本政府によって国民の資産を把握する「イベント」は多かったと実感する人は少なくないと思います。
銀行口座の紐づけを行えばマイナポイントを増額するといったやり方については結構な拒否反応が起こりました。
デジタルマネーが主流となった今どき莫大な費用をかけてお札の偽造防止機能を強化した新札発行は、タンス預金の正確な把握のためなのではと揶揄されました。
この「日本政府による国民資産の捕捉活動」に不気味さを感じ、資産だけ海外に移す人が後を絶ちませんでした。
フィリピンはCRS非加盟国ゆえ非居住者の口座情報を所属国に情報開示しませんのでとりわけ投資先として注目されたのです。
③半世紀続く経済成長国
フィリピン投資が爆発的な人気となっている理由に、半世紀は経済成長が見込める点が挙げられます。

フィリピンの平均年齢は24歳と若く、労働人口も豊富なためこの先もGDPが拡大していくでしょう。
超少子高齢化が進む日本は将来的に税収が少なくなるのは必須。社会的なインフラが維持できなくなるとも言われ、これに伴って将来的に日本から遠くない海外に移住を考え、今の内から海外投資で資金を増やしておこうといったような境地に行きつくわけです。
詳細は以下で解説しています。よかったらご覧になってみてください。
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