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S&P500は今から1.6倍になるという予測を裏付けする

新NISAで、人気のアメリカ銘柄S&P500を選んでいる人は多いです。
ここではS&P500が今後どうなるのかを予測していますので参考にされてみてください。

アメリカ株は暴落するだろうという見方をしているアナリストもよく見かけますが、ここでは悲観要素は特にないことをお伝えしています。

※データに基づいてのファクトベース予測ですが究極は個々人の判断にお任せ致します

■ 今後のS&P500をデータで読み解く 

google finance


2024年の上昇率は14%。S&P500の歴史史上、快挙と言える記録的上昇だったそうです。

S&P500が今後どのようになるかを予測するために以下1900年から追ったチャートが参考になるでしょう。

Standard and Poor’s’, Sanctuary Wealth



「1975年から2000年の25年間」は強気相場、「2000年から2013年頃までの13年間」は弱気相場

そして「2013年から2030年までの17年間」は再び強気相場が予測できそうなのです。

株価は強気と弱気を10~30年単位で繰り返すサイクルがあり、2024年のS&P500については強気相場の真っただ中。

それも、以下のような半導体株が牽引していることが大きく影響しています。


▶ 半導体

Standard and Poor’s’, Sanctuary Wealth


アメリカで半導体株がメインに扱われているVanEck Semi ETFの値動きは、「2022年年始にピークアウトし、2023年に再び上昇してきたS&P500」と挙動が同じです。

海外諸国がアメリカからどれだけの半導体を輸入したかを表す下のグラフからも、この先数年で半導体産業が急落するとか息詰まるといったような様子は垣間見れません。

bloomberg finance LP

AIをはじめとした半導体関連サービスは今後も需要を拡大していくでしょう。


▶ エネルギー関連株

Standard and Poor’s’, Sanctuary Wealth

エネルギー関連株の動きもS&P500に大いに影響を与えています。

2020年コロナ禍でエネルギー関連株が急落してからすぐに上昇しました。
2022のウクライナ侵攻後さらに上昇し、現在に至るまで好調なS&P500を牽引してきた関連株の一つと言えそうです。


▶ 石油とテック関連産業

1970年代から1990年代まで自動車産業を含む石油関連企業の株が世界の時価総額ランキングを占めていました。

2000年から2024年に至るまで、石油関連産業と入れ替わるようにテック関連企業の株が世界の時価総額ランキングを席捲しています。


情報産業が原油産業に代わるようなイノベーションを生み出してきたことは間違いありません。

そして数々のイノベーティブな情報産業企業を輩出してきたアメリカは、今や世界一の原油の採掘量を誇っています。

新興国BRICSの勢いも目覚ましいものがありますが、数年でアメリカの覇権を奪い取るようなことにはならないでしょう。
アメリカは情報産業と原油産業のいずれも牛耳っており、不動の経済的強さがあります

こちらのコンテンツの詳細は以下で解説しています。よかったらご覧になってみてくださいね。


【参考】なぜアメリカは強いのか?


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