見出し画像

海外銀行の選び方・いろいろ考えたらこうなった

ここでは海外銀行のおすすめ・金利の高い海外銀行一覧・海外銀行を選ぶときに必須の3つのポイントを解説しています。
日本では望めないような金利の海外銀行がありますので参考にしてください。


■ 海外銀行の選び方

▼ 2025年・海外銀行の金利一覧

海外銀行のおすすめとして、一般的に高金利でお探しかと思います。以下成長著しい経済成長で躍進する国々の高金利海外銀行の一覧です。

緑の文字は、普通預金やデポジットに入金で適用される金利


▼ 海外銀行はこの3点で選ぶ

海外銀行のおすすめは以下の3点に絞って厳選します。

  1. 金利が高い

  2. この先長期間で経済成長が見込める

  3. CRS非加盟国である


金利の高さは言うまでもありませんが、他2つについてはいまいちこだわるモチベーションが沸かずピンとこない方もいるでしょう。

2つめの「この先長い経済成長が見込める」というポイントについて。
ロシア経済のように先行きが見えない国の海外銀行に資産を預けてなかなか安心はできないはずです。
ロシアを例にすると経済成長が見込めるかどうかが海外銀行に資産を預ける上で不可欠であると腑に落ちるのではないでしょうか。


3つめの「CRS非加盟国である」というポイントについては、日本政府へのプライバシー性を保てるからという理由になります。
銀行口座を紐づけすればマイナポイントを増額するといった日本人の資産状況を把握しようとする日本政府の鼻息の粗さに不気味さを感じた人は多かったようです。
このような日本政府の不気味な監視から保有資産のプライバシー性を保ちたいのであれば、以下CRSの仕組みを活用した国の銀行を選ぶとよいです。


CRSに加盟している国で口座開設すれば、「非居住者が持つ海外銀行の口座情報は所属する国に情報開示」されます。
逆にCRSに加盟していない国に口座開設すれば、情報開示されることはありません。つまり資産について日本政府へのプライバシー性を保つことができます。


以下がCRSの非加盟一覧です。


上のCRS非加盟国一覧で注目した国はどこだったでしょうか?
上述しました「この先長い間経済成長が見込める」という点はロシア経済を例にしてお話ししていましたが、後述のとおり躍進する経済成長を遂げているASEAN地域を差し置いて注目すべき国は他にないでしょう。

消去法で考えてもアフリカ・中東・南米は問題がなく不安がゼロとは言えません。

  • アフリカ:民族・貴金属や天然資源まわりの紛争、犯罪や貧困が常態化

  • 中東:宗教上の紛争が多く情勢が不安定

  • 南米:政治的な不安定さが目立つ


▼ 消去法でASEAN地域に海外銀行の口座開設先を絞ってみる

経済成長著しいASEAN地域のCRS非加盟国はフィリピン・ベトナム・カンボジア・ラオスです。
これらの4ケ国をデータで比較して、海外銀行の口座開設先を絞ってみましょう。

①人口

外務省

人口の多さで言うと、4ケ国の中でフィリピンとベトナムが顕著となっています。

人口ピラミッドで4か国を比較してみましょう。


ベトナムの人口ピラミッド

populationpyramid.net

将来なかなかな少子高齢化になりそうな予感がする人口ピラミッドです。


フィリピンの人口ピラミッドは以下のように理想的な形をしており、この先50年の経済成長が見込まれています。

cebutrip.net/


他3つの国のピラミッドも参考にされてみてください。

カンボジアの人口ピラミッド

populationpyramid.net

※45~49歳の人口が凹んでいるのは虐殺の歴史
政治や情勢も資産形成先として参考にしたいポイントです。


ラオスの人口ピラミッド

populationpyramid.net


②2024~2025年の経済成長率予測(実質GDP予測)

  • フィリピン:6.1%

  • カンボジア:6.0%

  • ベトナム:5.8%

  • ラオス:4.2%

ASEANの経済成長は目覚ましいものがあります。
現地に行くと数か月で街並みが変わっていることも珍しくありません。


③言語

  • フィリピン:英語

  • カンボジア:クメール語

  • ベトナム:ベトナム語

  • ラオス:ラオ語

クメール語やベトナム語は話せないけれど、英語なら何とかなります。
フィリピンは英語が共通言語なので世界一の出稼ぎ労働国として受け入れられているんですよ。


▼ 海外銀行の口座開設先を絞ってみたらこうなった

この先、NISAという日本の金融機関に資産を一局集中させたやり方は資産分散として望ましいとは言えませんし(※NISAが悪いわけではない)、成長著しいASEAN地域での資産形成というのは、現実的な資産の分散先として手堅く活用できるはずです。

定期預金のような確定金利での資産形成であればなお安心でしょう。

日本政府への資産のプライバシー性が保てるCRS非加盟国のASEAN地域は、フィリピン・ベトナム・ラオス・カンボジアでした。

人口・GDP・言語などのデータを見てきた他、以下の条件が揃うフィリピンはなお海外で資産形成する先として理想的な国と言えます。

  • 金利が高い:定期で4.5~9.1%

  • この先長期間で経済成長が見込める:50年

  • CRS非加盟国である:〇



ASEAN地域のCRS非加盟国であるフィリピンは、「フィリピンに銀行口座を持つ日本人」の口座情報を日本政府に情報開示しません。

この意味で上述の日本政府へのプライバシー性を発揮できるの’CRS非加盟国のフィリピンの銀行口座’を有効活用できるでしょう。

■ おすすめの海外銀行口座開設先

海外銀行の金利一覧でご紹介した高金利の金融機関インスパイアネクストグループの定期預金金利をご紹介しましょう。

こちらは渡航不要でアプリ上ですべて手続きが完結します。


また、フィリピンで60年の歴史をもつ老舗証券会社ABキャピタルについては、以下のように魅力的なサポート体制が整っています。

  • 証券口座に資産をデポジットすると3%

  • オンラインで手続きが完結

  • 専任の担当が付いてくれる

  • 日本訳サポート2回


弊社では上の2つ・インスパイアネクストグループやABキャピタルについて以下LINEで詳しく解説しています。
必要であれば友達追加してみてください。


編集後記

「ロシアルーブルを持つには勇気がいる」といった話をしました。
実は日本円はロシアルーブル並みの弱さであることを一瞬忘れて書いています💦


いいなと思ったら応援しよう!

life concierge FP事務所
フォロー・応援していただけると飛んで喜びます(笑) お金と退職金運用のプロLife conceirge FP事務所