平手友梨奈「ダンスの理由」
このblogは2021年11月13日に私のHP「Lovely♡Channel」にて掲載したものでnoteでの再掲載になります。友梨奈ちゃんの「GIRLS LOCKS!」の可愛いお声が聴きたい方は上のHPをクリックし移動して聴いてくださいね。
平手友梨奈
2020年1月23日、オタク界隈に激震が走った。この日、運営から欅坂46ホームページにて平手友梨奈が脱退、織田奈那と鈴本美愉が卒業、佐藤詩織が休業することが発表された。何が起きているかわからない。天と地がひっくり返るとはこのことかと考える余裕も無いくらい衝撃的な発表だった。彼女からもメッセージの通り、詳細について語られることは無かった。
その日は毎月楽しみにしてる第三週目の月曜日。平手友梨奈が月曜日から木曜日までを担当する「Girls locks!」初日。その放送開始まであと数時間に迫った頃、突如運営から発表された残酷な告知。早々に残業を切り上げいつものBARへ。BEER片手に泣きながら彼女のradioを聴いたのを昨日のことの様に覚えています。「もう終わった。」この世の終焉を迎えた様な気分でした。平手友梨奈以外のメンバーの動向も気にはなったが、私にそこを考える余裕は無かった。脱退って何?芸能界も引退?よくわからないまま時間だけが過ぎていきました。
平手友梨奈が居ない世界は、酸素の無い地球の様に絶望的で、魚の居ない水族館の様に退屈で、屍のまま生命装置を付けられるくらい地獄の様な毎日でした。
もうオタクを卒業しよう・・・
そう思ったのは嘘ではありません。そんな地獄の様な暗闇の日々に光が差し込みました。
2020年3月4日、平手友梨奈のオフィシャルサイトがオープンされた。同時に映画「さんかく窓の外側は夜」に非浦英莉可役として出演が決定、そこからの彼女の快進撃は言うまでもありません。そして待つこと数ヶ月、朗報が舞い込んできました。平手友梨奈のソロデビュー曲、1st single「ダンスの理由」がリリースされた。
2020年12月25日。彼女は平手友梨奈推しに最高のクリスマスプレゼントを与えてくれた。音源を初めて聴いた時、泣いたのを覚えている。生きててよかった。オタクを辞めずによかった。そしてMV初解禁で何度も泣いた。それはそれは完璧なMVだった。彼女の表現力の全てが詰まったカッコ良すぎる作品。平手友梨奈推しだけで無く世界中の方々にもっと観て頂きたい。
まずはダンススキルが段違いに向上した。元々、欅坂46時代からダンスには定評のある彼女だが、ソロ活動を機にアイドルのイメージを一新する為に取り組んだ一つ目の試みだろう。振付師にはAmamiqueennさんが、そして2021年11月にデビューしたBE:FIRSTのSOTA率いるバックダンサーと「チーム平手」がヤバすぎた。なかでもSOTAは過去に世界大会でも優勝しており、振付師としても活躍する多彩な才能を持っている。そんなSOTAが平手友梨奈の事をこう評価してくれている。
「てちちゃんのこの曲にかけてる思いや向かっている姿勢の偉大さに僕はとても感動し、それを間近で感じ、共有し、共同して作り上げてくことができて本当に光栄でした。
本当に終始素晴らしい経験だと身に沁みて感じさせていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました😌」
世界を知る男にこう言わしめる彼女の作品に対する熱い思いと姿勢の凄さがよくわかる。グループの時と違い全員のダンスレベルが自分より数段上の環境下で揉まれ刺激を受けたことで覚醒したようにレベルが上がった。派手な動きや踊りに目がいきがちだが、ダンスの上級者は細かな動きが全然違う。例えば足捌き。素人が足の裏全体で地面をキャッチ(着地)するところ、彼等は踵・つま先・踵と3回以上キャッチしている。足捌きを見ればレベルが解る(ダンス経験無しの私の見解)。当然だがアイドルの女の子がするようなダンスレベルではない。そんな強者に囲まれ本格的な指導を受け、持ち前のセンスの良さ、負けん気の強さと努力が実り、MV撮影時にはプロダンサー達と肩を並べるくらいの実力を身につけた。経験が足りない部分は天性の表現力でカバーし完璧なMVが完成した。
MVを観た時、感動と興奮以外に感じたものがある。それは生きてて良かったってこと。大袈裟かもしれないが、我々平手友梨奈推しは彼女の居ない世界は生きてる価値が無いと言っても過言ではない。それくらい彼女に一喜一憂出来るし彼女が大好きだし彼女を欲してる。
私が踊り続ければ
世界が許すと言うのなら
いつまでだって keep going yeah
何度だって踊るよ
倒れても構わない
誰かの悲しみを癒す
その一瞬のために夢のようなターン決めよう
平和になった世界に自分はもう必要無いと地球から姿を消した。平和な世界だったが悪が蘇えり、私達がピンチになった時に現れて悪を倒してくれる。そんなスーパーマンに私は思えた。(例えが古過ぎ笑)
平手友梨奈がいないこの世界で、悲しんでいる私達の為に彼女は戻ってきてくれた!この歌詞を聴いてそう思わずにはいられかった。作詞は彼女のことを欅坂46時代からよく知る秋元康氏。彼も彼女を思い描きながら書いたのが歌詞を読んでよくわかる。今回は平手友梨奈自身も制作に加わり、より良い自分の作品を我々ファンに伝えたい思いが強く伝わった。
そしてそして、やっぱりてちは声が素敵。彼女の低音ボイスだけど透き通った甘い声が良い。ソロになったことで彼女の声だけがエンドレスに聴ける。これはてち推しには堪らん。彼女はダンスだけじゃ無く声も武器なんです。ファンを惹きつけるのはこの声。次回は彼女の声についても語りたい。
時期尚早かもしれない。だが我々ファンは、満員の東京ドームで彼女が踊って歌う姿を既にイメージしている。
【総 括】
平手友梨奈 最高