平手友梨奈「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」
このblogは2022年6月15日に私のHP「Lovely♡Channel」にて掲載したものでnoteでの再掲載になります。
『私は彼女のことを過小評価していたのかもしれない』
2021年夏に上映された『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』平手友梨奈ファンだけではなく、多くのファブルファンや岡田准一ファンがご覧になった事でしょう。
《どんな相手でも6秒以内に仕留める。佐藤アキラ(偽名)こと伝説の殺し屋ファブル(岡田准一)と相棒・ヨウコ(木村文乃)。因縁の敵・ファブルへの復讐に燃える宇津帆(堤真一)、凄腕の殺し屋・鈴木(安藤政信)。4年前にファブルが救えなかった少女・ヒナコ(平手友梨奈)と偶然再会し大騒動に発展していく物語。》
そしてつい先日、地上波でも放送され多くのファンが昨夏を思い出し感激したことでしょう。
「私もその1人!!!」と言いたいところだが・・・
実は私、昨夏、映画館で作品を観れてない組(泣)
コロナ禍ではあったが、意を決めて長期間の東京出張中の休日に、六本木ヒルズの映画館まで足を運んだにも拘わらず満員御礼(これはこれで素直に嬉しい)でチケット完売。結局、観れず仕舞いで地上波放送のこの日を迎えました。(円盤もまだ買ってなかった組💦)
心の何処かで、
「しゃ~ない、しゃ~ない!今回は主演じゃないしな!!」
「彼女は主演でこそ最も輝く 今回はヒロインでしょ?」
そんな気持ちが正直ありました。
彼女に対する共演者からの賛辞やSNSでのファンの反響は浴びるほど拝見したし、
「平手友梨奈やで!当り前やん!!」
そんな気持ちでその言葉を嬉しくも反論するかのように受け入れていました。でもそれは荒唐無稽(こうとうむけい)であった事を後々私は知らされます。
冒頭のシーン。彼女の涙を見た瞬間、私も泣いていました。ストーリーどうこうではなく、女優平手友梨奈にまた出逢えたこと、それが本当に嬉しかった。そしてヒナコにやっと逢えた!ってことで涙してました。
鉄棒で必死にリハビリする姿。何度、車椅子から落ちようと必死で鉄棒に食らい付くシーンは個人的に色々思うところがあって余計に涙した。ここの演技も相当難しかったと思うんです。五体満足の人間が不自由な人間の真似する程滑稽なものは無い。だが彼女はまるで経験があるかの如く下半身が使えない上半身の使い方が本当に上手だった。その動きに余計ウルってなる。
「歩けるようになる」
佐藤の言葉にも感激したな~。
親の仇を取ることが生き甲斐のヒナコに笑顔は皆無。だが佐藤の猫舌に少し笑うヒナコ。不器用で心を無くしかけたヒナコだけど本当は純粋で可愛らしい彼女が愛おしかった。
(公園にまた来るかもしれない)佐藤を期待して玄関でリップを塗る姿なんてもうキュンキュンもんでした。平手友梨奈だからどうこうではなく、平手友梨奈だからどうこうではなく、平手友梨奈だからどうこうではなく🥰(大事なことは三度言う)ヒナコを一人の女性として観てました♡
宇津帆に銃を向ける姿、発砲する姿、両親を殺され尚、侮辱され怒り狂う姿。
「こぉのぉぅーーーー下衆野郎ーーーーーーーー!!!!」
ドスの効いた声はめちゃくちゃ痺れた。(ここで涙腺崩壊は言うまでも無い)
昔から喜怒哀楽の表現力がずば抜けていたが、更にレベルが上がっていた。
どのシーンのどれをとっても、彼女しか出来ない最高のヒナコだった。
彼女の演技力の凄さは、平手友梨奈「ノンフィクション」でお伝えした通り。彼女は他の誰でも無い唯一無二の演者である。その事は当然理解しているし私は彼女の大ファンだ。
「なのに?!」
である。何処かで彼女を過小評価していたに違いない。主演で無ければ彼女の持ち味は出せない。映画『響』で映画デビュー作が初主演、そこからどれだけ彼女が成長したかは主演以外で表現出来るものではない!そう思っていた。彼女を心から推していた筈なのに何処かで彼女の実力を軽視していた。彼女なら主演だろうが、どんな役だろうが、どんなに少ない出番であろうが関係なく最高の演技をする。
それが平手友梨奈という人間だ。
彼女との再会、彼女への裏切り、彼女の最高の演技に涙が止まらなかった。いや止まる筈がなかった。女優平手友梨奈はこんなにも成長していた。主演だから注目されるのではない。演者として共演者からも監督・スタッフ・我々ファンからも、そして平手友梨奈の演技を初めて観たよって人からも注目され認められ絶賛されている。彼女を推していて嬉しかった。とても誇らしかった。改めて彼女が大好きだと気付いた。
主演とかヒロインとか役柄とかもう関係ない。
唯一無二の今の彼女を二度と見逃さないように私は彼女の姿を追い続ける。
【総 括】
平手友梨奈 やっぱり最高♡