暁の先に射したポルノグラフィティという光。
先にお断りしておきます。
本当は、かっこよく、とは言わないまでも、まともな文章でもって魅力というか愛というか好きな気持ちを語りたいのですが、いかんせん、ポルノグラフィティのことになると限界オタクの一面が顔を出してしまうのでところどころ、いや、かなり語彙力が崩壊します。がんばりますが、きっと、崩壊します。(大事なことは2回言う)
前書き
2022年8月に、5年ぶりのアルバム「暁」をリリースして、9月からそれを引っ提げた5年ぶりのアルバムツアー "18th LIVE CIRCUIT 暁"。今回もとてもとても胸が熱くなるすんごいツアーでした。29公演中6公演に参加しまして、なんかこの熱みたいなのは胸の中でとりとめもなく膨らませるよりかは文字にして少し落ち着きを取り戻しながら、何年かあとに振り返って、あぁそうだ、暁ツアーこんなんやった、って、円盤とかでは伝わらないようなことを思い出すのに使いたいなぁと思って書き始めてみました。
(あとこの気持ちをとりあえず吐き出さないと仕事も映画も手につかないどころか、日常生活がままならない。)
今更布教活動なんて仰々しいことしたいつもりはなくてですね(もちろん興味持ってくれれば嬉しいですが私からぐいぐい「ねえねえ!」とはならない)、別に感想なんてアナログノートに殴り書きしたっていいし、しゃべりで話したっていいんだろうけど、こうしてnoteに書き殴ろうと思ったのは、
①手書きで書くスピードよりもタイプスピードの方が思考に追いつける
②しゃべらせるととにかくいわゆるオタク喋りになって聞くに耐えない
③ツアー始まってから言いたくてたまらんかったカッコいい演出、お茶目なMCその他諸々が鳩尾あたりにたまっているから!!!
(ポルノファンは、割と学校で言うと優等生タイプの人が多い印象があってネタバレとか諸々割と口酸っぱく言われて育ってきたし、私も映画とかもできればネタバレなく最初の衝撃を受けたいので、1本目参加した後の「うおおおお〜〜〜!!めちゃくちゃいいライブだったけど、どこにもつぶやけね〜〜〜〜!」という葛藤を11月から抱えていたし、9月から参加した猛者はよくここまでお口チャックできたなぁと本当に思う。
セットリスト(1/23, 24武道館公演)
いろんなサブスクプラットフォームでセットリスト(武道館)が公開されてとってもありがたいです。
以下各曲の印象は参加した時の生身の印象と、聞いてるとき考えてたこと。 MCはタイミングとか覚えてないので配信アーカイブ見直しながら補完したり。
#1 悪霊少女
ホールツアーとは規模が変わるからもっと武道館広く使うのかなぁと思ったけど規模感はホールツアーと同じくらいでした。でも武道館の時に上にあったシャンデリアはホールの時はなかった気がする。
今回はなんだかおどろおどろしい悪霊の館が舞台らしく、詰まるところホーンテッドマンション。影ナレも完全にホーンテッドのそれで、BGMも完全にホーンテッドに並んでるときのそれ。か、RPGゲームで蜘蛛の巣とかある館でうろうろする時の BGM。暗転すると、スモークがもくもく出てきて、館のドアが開いて2人が出てくる仕様。
ホール(岡山・三重)では暗転してすぐ上の方をお化けのシーツみたいなのがすーーーーって流れた気がしたんですが、あれは幻覚…? そういうおどろおどろしさも、1曲目が「悪霊少女」ということで納得。
「十字架をかざした」の歌詞のところで、人差し指で十字架を作るボーカル。
23日は、出だしの歌声で、昭仁さん大丈夫かな、と思ったけど、さすが最終日は持ち直していたよ…。しかも、大丈夫かな、って、長年のファンは心配しちゃうけど初めて行ったら普通に「ポルノ歌上手い!」ってなるレベルなので意味が分からない。
#2 バトロワ・ゲームズ
ゲームのスイッチを入れた時のような電子音と、某PSのロゴをPGにもじったロゴがモニターに表示されてざわつく各会場のみなさまでした。この曲の最後の「ヴワァ〜トロワ・グェエエエエーイムーーーズ」のシャウトっぽい歌い方(x2) が色気ありすぎて毎回ゾワゾワした。なにあれ?
この曲は短い尺なのにゾワゾワポイントが多い。あとそんなに指で鉄砲作ってそんな顔して向けないでください。
「狙われて」の「わ」 「まだ脳は」の「ま」 Bang Bang の「ば」などなど。この辺がめちゃくちゃ好きな音。荒々しさと伸びやかさが共存する本当に唯一無人のボーカルだと思う。
確かに「悪霊少女」と「バトロワ・ゲームズ」ってライブの中盤に組み込むの難しそうだし、会場のアップに良い2曲だったな。
ちなみに武道館の衣装はホールツアーと変わって昭仁さん=青、晴一さん=赤、で色がパキッとしていた。昭仁さんはもこもこしていて、晴一さんは襟がびしっと立っていた。
#3 カメレオン・レンズ
最近のツアーでも割とスタメンなカメレオン・レンズ。今回もアルバム曲なので堂々の3曲目です。この曲は毎回演出は違えど、ライトの使い方がお上品で綺麗。ライブだと割と、後ろの音とずらしてためる感じで歌うのが好き。やっぱりこのリズム流れ出すと体が勝手に動いちゃう不思議。
~MC 1~
鳴り止まないボイスストラップ(※声出せない代わりのグッズ)
(昭仁)今日ツアーファイナル!
開演前に拍手があると気合が伝わってきて、良い感じだけど、あのSEじゃあ合わせられないよなってのも伝わってきました!
(晴一)18回目のツアーです。重要なのは何回目とかではなく、新しいアルバムを持って、新しいツアーを、新しいライブを始める。新しいことをやる、というのは数字よりも大切。アルバムの暁も、たくさんツアーまわって、全国のみんなの熱がこめられて作った時とは違うアルバムになるんじゃないか、そしてそれは今日にかかってます!
(昭仁)寒波きてて大変だけど泣いても笑っても今日が最後です!
#4 ネオメロドラマティック
武道館ではMCが入ってからのネオメロだったけど、ホールでは間髪入れず「ジョバイロ」でございました。カメレオンレンズからジョバイロの流れてもとてもよかったし、何より早速発揮されるポルノファンのやばい統率力と拍手の圧(※声出しNGツアーでした)。あれも楽しかったけれど…け・れ・ど!
武道館ではMCで昭仁「アルバムの曲は、あとでやるけぇ、こっからはワシらの24年の歴史を聞いて」的な一言があったあとの!ドゥクドゥクドゥク…ウィーーーーーーンウィウィウィウィーーーーーン!のフライングVのギターイントロで、私を含めた多くのみなさまの情緒が昇天しました。合掌。
ネオメロは私が好きになって最初に買った新曲のシングルっていうこともあるんですが、やはりこの新藤晴一節がドバドバ出てる歌詞、あのテンポで詰め込まれた音符とそれに一音一音はっきりした言葉とピッチで歌を乗せていく岡野昭仁。ギターソロもピンクのライトが良いです、新藤先生。
18年経って当時以上のパフォーマンス発揮するとか鬼かよ。好き。
#5 プリズム
この枠はライブ初披露曲のための枠。ホールツアーでは「Stand for one's wish」「オニオンスープ」。前者は2007年発売シングルの、後者は2008年発売シングルのカップリング曲。武道館セトリの「プリズム」は2019年「VS」のカップリング。…OK、2007,8年はみっちりカップリングも網羅していた私。最近のカップリングきたらまずいなとは思っていたんだ〜。というわけで武道館初日、最初ぽかんとする珍しい事象が発生しました。でもおや〜と思って家に帰って聞いたら聞いたことはある曲だった!なんだろうな、印象が全然違くて初見の曲みたいに聞こえた。最初の豊夢さんのチリチリチリっていうスネア?がすごいキレがあってカッコ良い。
プリズムというだけあって、ステージの色がキラキラしていてプリズム味がありました。Stand for~はとてもドライブ感があってよかったし、オニオンスープもほっこり感があって良かった。まだまだライブでやってない曲あるんだなぁ。
#6 愛が呼ぶほうへ
「次の曲は、みんなにとっても大切にしてもらってきた曲です」と始まったのは「愛が呼ぶほうへ」。この曲も、アレンジとか背景とかで本当にいろんな奏で方をされてきた曲で、もちろんファンが大事にしてきてもいるけど、その分ポルノも大事にしてきたんだなんだなぁとしみじみしてしまった。この曲を歌う時は、昭仁さんもパワー抑えめにして、しっかり、だけど、やさーしく歌うのです。武道館初日、隣の席の男の子が静かに泣き出して、タオルで目を拭っててそれを見てもらい泣きしそうになるなどする。ホールツアーでは「サボテン」。
~MC 2~
鳴り止まないボイスストラップアゲイン。
(昭仁)今日はライブビューイングとか配信で見てくれている人もいて、配信で見てるひとからコメント来てるんです。(タブレットを取りにいく)いろいろ送ってくれとんじゃけどね…あれじゃね…スタンプばっかりだね。コメントがないね。不測の事態で、なにリアクションしたらいいんだろうか。こうして全国の皆さんが見てくれてると思うと、世界が広がる。
*この時の昭仁さんのタブレットの見方が完全に老眼のそれで笑ってしまった*
(晴一)もしかしたらこういう形式のライブって今回が最後かもしれない。すぐに声が出せるかはわらかないけど、こんな時代のこんなツアーもあったね、って思い出深いツアーになる気がするな。そしたらそのボイスストラップほんまにいらんけぇね。
(昭仁)今ならしとき〜。あ!でもね、ライブビューイングでは鳴らせんのやって!改良して音を上げすぎたら騒音になるからって、映画館からやめてください言われてるんだって。
(晴一)映画館じゃろ?隣のSLAM DUNKの方に聞こえちゃうってこと?
(昭仁)花道〜!いうところが晴一〜!、流川くんのところが昭仁〜!いうて
(晴一)アバターがめっちゃ盛り上がってる時に押せばいいじゃん。
(昭仁)あ、あなた、ミュージカルの話しなくていいんですか。
(晴一)ミュージカルやるんですー。でも僕のこと知ってる人はあれですけど、一応言っておきますけど、僕が歌って踊るわけじゃないです。演技もしません。
(昭仁)ええええ!歌っておどらんの!それなら見に行こうと思ってたのに!
からの夫婦漫才。まったくミュージカルの詳細を覚える気がない昭仁さんは通常運転で笑える。
#7 ナンバー #8 クラウド #9 ジルダ
再びアルバムの曲へ。後ろにビデオモニターがついて、VisualAlbum暁に似た映像が映る。ナンバーは前回の 続・ポルノグラフィティ ツアーの時、新曲として発表されたんだなぁとしみじみ。「残る田園」の「の」が好き。
クラウドはアルバムの中でも私の中でスルメ曲。聞けば聞くほど好きになる、時代も閉じ込めた1曲。歌詞が大好きすぎる。『花束みたいな恋をした』の麦と絹ちゃんを思い浮かべてしまうんだ毎回(全く関係ないけど)。
「ここに刻まれてる」のときに胸をとんとんする昭仁さんも好きだなぁ。「卒業アルバム」の「ば」が好き。
ジルダは、アルバムリリース時からダントツで一目惚れした1曲。入りのきらきらした感じから、曲から歌い方からことばが。ライブverではみなちんさんのキュルキュルアレンジが素敵だった。ジルダは映像に、昭仁さん、晴一さん、サポートメンバーのみなさんがちょびっと登場してて映像見るのも楽しかった。
ダントツに「オペラ」の「オ」、「マグリオット」の「グリ」の低→高、「恋に落ちる」の「こ」の歌い方が好きすぎて永遠にそこだけ聞いていたいくらい。本当にすごいチルで、週末の昼下がりにシャンパンでも片手に聞いていたい曲。ジルダはやっぱりメロディが恐ろしく難しくて、ツアー後半でも昭仁さんめっちゃ頑張ってるなって思いました。
#10 うたかた (アコースティック)
メンバー2人もいすに座って、お客さんも座って〜と促され、アコースティック。最初はまぁしょうがなく座ってたんだけど、12月1月になると体力の衰えを感じて、ちょうどこの辺りで座れるの良いなと思ってしまった。
次は、2009年のドーム(10周年)以来ぶりの、支持がある曲だけどしばらくやっていなかった曲をアコースティックで、ということで「うたかた」。
何回聞いたか分からないTHUMPxというアルバムに収録されている曲。THUMPxに入ってる曲は全部思い入れがありすぎて辛い。アコースティックは、今だからこそ昭仁さんの鍛えられたボーカルが映える曲である。
そしてこのテンポで座っているからこそじっくり聞いてしまう歌詞。ぼけっとしていると、この曲の歌詞は昭仁さんだということを忘れる。昭仁さんのは割とストレートにメッセージ性がある歌詞が印象強いんだけど、たまにこういうナイーブな歌詞も書いてしまう。
#11 瞬く星の下で
昭仁さんがアコギを持って歌いだす。「瞬く星の下で」。
UNFADEDツアーから思っていたんだけど、アコギで弾き語りするときの、昭仁さんとマイクの位置がバグってる。この位置であんな音出るの怖い。
前に「元素L」やったときもっと離れてた気さえする。
1サビが終わると、一筋の流れ星が流れる演出がめちゃくちゃエモい。そしてそれを合図にリズム隊が入ってきて、私たちも立ちあがる。
弾き語りもバンドもいろんな聞き方があって楽しい。
#12 Zombies are standing out
生ける屍になる時間です!「Zombies are standing out」!
武道館では火柱が吹きました!!!!!熱い!
あれステージに立つみんなはもっと熱いんだろうな!超カッコよかった。
なんといっても「ゾンビ」の「(ザに聞こえる)ゾ」の音は最強。というかもうこの曲はずっとそういう音が続くから耳が幸せ。
音源も「ゾ」が最高です。みんなで痺れようぜ。
赤いライトがぐるぐる回って、火がぼーぼー燃えているだけでもう楽しい。
#13 メビウス
ポルノファンが、優しいポルノにくびねをしめられるタイムです。ジルダと並んで暁一目惚れソングその2。大好き。
続・ポルノグラフィティで新曲としてナンバーよりも先にお披露目されたメビウス。初めて聞いた時から、ギターのメロディととんでもない歌詞に、心を撃ち抜かれた一人です。
「もう めぐらせなくてもいいの」の「もう」もドスが聞いているのが良い。初披露された時の「wasted love」という歌詞も好きだったし(loveの歌い方がものすごい好きだった)、続・ポの時は全体的にやわらかい感じのメビウスだったけど、歌詞が変わって重めのメビウスになってどちらもかっこいい。もう本当にこの多くを語らないのに情景がびゃーーと脳内展開される歌詞の強さ。
これは武道館だけ特別強く感じだのだけど、「えいえんとは こういういこと?」のあとのブーーーーンっていう低音が、武道館揺れてんじゃないかというくらい体に直に響いてめちゃくちゃ気持ち良かった。
#14 (interlude~) 証言
昭仁さんが袖に引っ込み、寛雄さんがコントラバス?に持ち替えて不穏なメロディを弾き始める。前のサポートのかずさんも、コントラバス似合ってたけど、寛雄さんも体が大きいからか、バス持つとすごいかっこいい。
そして、そこにアコーディオン、リズム隊、ギターが混じってくる。変則的なリズムで小気味よくセッションが続く。そしてまたゆったりと低くて重ためのセクションに入って、からの晴一さんのギターソロ。このインタールードかっこよすぎてずっと見ていられる。
昭仁さんが戻ってきて、「証言」。
映像が武道館の端から端まで伸びて、A GHOST STORYのシーツのお化けみたいなのが出てくる。
正直アルバムが出た時、あんまりピンと来ていなかったけど、ライブで聞けば聞くほど、良さに気づいた曲というか。音源で聞いたときは静かに聞く曲かなぁと思っていたのだけど、楽器隊がめちゃくちゃエモい演奏をしていて、interludeは証言のグルーヴにつながるアップみたいなものかと、勝手に納得した。めちゃめちゃ体が揺れた。
~MC3~
#15 アゲハ蝶
後半のアゲアゲタイムの幕開けを告げるMC。声が出せない不自由さがある!だからボディで!手拍子で!表情で!踊って表現してくれ!っということで、アゲハ蝶の入りのリズム。
秒でそろう手拍子。気持ち悪い!みんな愛してる!
最終日なんてあれよ、みんな手拍子から念が漏れてるかと思うくらい圧がすごくて、ポルノファンすげ〜〜〜!と思いました(one of themではあるが)。
いつもならラーラーラーと歌うところは、手拍子大会。早く歌えるようなるといいな。「みんな最後はどうするの!(客:手をワイプする)なるほど!手を!横に!ふりふりするんですね!」という昭仁さんがかわいさ限界突破していた。
でも、もう15曲目の「アゲハ蝶」でまったくぶれない、息切れも感じさせないボーカル。だってこの人さっきから武道館の端から端まで動きまくってるんですよ..? 特殊な訓練を受けられているのです…?
12/26のTDCホールのとき「そうそれは友に できるならあなたに」のところで、私たちの席の方に昭仁さんがきていたので「あなたに」のところで指を昭仁さんに向かって指したら、昭仁さんが私たちに指を指したんですよ(と同行者たちも口を揃えたので指したんです!!)。誰だ錯乱してるとか言うのは!
#16 (interlude~)ミュージック・アワー
アゲハ蝶が終わったと思ったら唐突なファンキーセッションタイム!なにこのインストかっこいい!やだ音源ください!となるくらいめちゃくちゃかっこいいアゲアゲファンキーミュージック。「あか!つき!武道館からファンキータイム」最高。サポメンの各パートまじで最高。晴一さんのギター最高。最高しか言えない。体が動いちゃうもの。暁の地方遠征で完全にリズムを掴んで東京公演は爆上げで楽しませてもらいました。
そしてそのまま間髪いれずファンキーイントロでミュージック・アワー!これはアガるしかないじゃんか!しかし私は古い価値観のファンなので(知らんけど)いまだに「恋するうさぎちゃん」ぴょんぴょんができません笑
そしてやはりピッチ変わらず全力で動き、全力で変な踊りをかますボーカリスト。
いつも昭仁さんが「ミュージシャンも張り切って」の歌詞をライブだと「ミュージシャンも ごっついこと張り切ってまんねん これえええ!」的なことを言うのが定番なのですが、すごく珍しく武道館初日は歌詞通りに歌ってて、思わずとなりの友達と目を合わせて(あ...歌詞歌った)って思った。
アウトロの「飛べ!飛べ!」の煽りが、ザッツ昭仁さんって感じでしたね!
#17 VS #18 テーマソング
東京ドームを思い出して泣きそうになるバーサス。本当に最初から最後まで開けていくこの曲の力強さが大好きです。
そしてこの曲からの、テーマソング。この曲もとても上に上に開いていくような清々しい曲。ずるい。ずるすぎる、情緒が行方不明。助けて。
本当にポルノらしくない、ド直球な応援歌なんだけど、昭仁さんのまっすぐなボーカルになると、ド直球さが何倍にも乗っかって私たちに届くいて、でも、ド直球な中に「歴史学者のペン先が 決して描くことのない ささやかな私のストーリー」と捻って歌詞いれてくる晴一さんぽさも泣いてしまいそうになる。ドンッドンッド ドンッドンッド ドンドンドドンの体に響いてくる感じにさらに感情が昂ってしまった。これ早くみんなで歌いたいね。
#19 暁
本編最後の曲。暁とは、夜が明ける前の一番暗い時間帯のこと。
その暁の先に、きっと今よりももっと強い光がさしてくることを願って、と。後ろのライトが 暁 という文字を作り出して、暁。
「あゝ 大地に膝ついたままで」の「だ」で本当に床に膝がくんと勢いよく膝をつく昭仁さんは、めっちゃくちゃかっこよかったんだけど、途中からもう「あ〜〜〜膝いたそう!」と思ってしまった。やっぱりあのカーペットあとから追加されたのですね。もう本当にこの曲はバッキバキにかっこいい。でもめちゃくちゃ歌難しいのに、本編最後に持ってくるって頭いかれてる。最後昭仁さんやっぱりちょっとキツそうだけど、それでもほっとんどぶれてなくてやっぱり頭いかれてる。本当に良いセットリストだった。
いつもならアンコールやれ〜の合図は「ポルノ!」「チャチャチャ」で叫んで手を叩いて、なのだけど、声出せないので「ポルノ!」担当のチャチャチャ、と「チャチャチャ」担当のチャチャチャで、手拍子しまくってて本当にポルノファンは頭がイカれてやがります(one of themではあるけど その2)。みんな大好き。
EN.1 OLD VILLAGER (新曲)
結構限界までやったけど、アンコールやる?とみんな戻ってきて、武道館で新曲初披露..!
未来を想像するときに、すごい自分を想像すると、傷つくかなと思ってまぁまぁのところを想像しがちで、すごい自分にも行けるかもしれないけど、結局まあまあのところを目指してしまうことをみんなはどう思うか、という曲らしいです(晴一さん談)。晴一節。曲は昭仁さん。あのね、歌ってる本人が作ってるからだと思うけど、めちゃくちゃ歌うの気持ちよさそう。
もうタイアップとか主題歌とか気にしないから、本当に二人が作りたい曲のびのびと作ってくれたらいいよ、という気持ちに最近なりつつある私です。「暁」だってそんなアルバムだと思うのです。
EN.2 Century Lovers
さて、アンコール。本ツアーからパーティーパーティーする"パーティチューン"になったらしいセンラバ笑。だっさい掛け声をボイスストラップに吹き込んで声を出す代わりに音を出してみました。
これ、岡山でみんなやってるのみて「これ、絶対楽しいやん!」と思わず買うつもりなかった新しいボイスストラップを買ってしまったのである。
結局TDC初日にいつもポルノライブ一緒に参加する4人で入場前に、 隅っこででっかい声でfu-fuって吹き込みました!すんごいうるさい笑
こつをつかんできたので、まあまあ息のあったfu-fuができて楽しかったです!もう使わないんだろうけど!!!!思い出!!!!
こういう時って、昭仁さんはいつも「お前ら!まだ足りん!」ってなるけど、さすがに武道館最終日は揃いすぎて「なんで揃うん?気持ち悪ぅ」っていいながらすごいニコニコしていて、あなたのその笑顔がみたいから〜〜〜〜って心の中で叫ぶ限界オタク。
ちなみに、地方の猛者たちはボイスストラップの使い方すごかった。それをみてびっくりして東京公演に備えてボイスストラップ準備したらTDC初日はみんなどぎまぎって感じで面白かった。さすがに武道館は猛者が集まってんな〜という気概を感じました。
センラバの後は、メンバー紹介!
最終日は普段しゃべらないサポメンたちが一言挨拶するからとても楽しみ。
Dr. 豊夢さん、Ba.寛雄さん、Key.みなちんさん、Gt.バンマス tasukuさん。
ダブルドラムスの駿汰さん(多分どこかの公演駿汰さんのドラムのとき参加した!)(あと個人的に裏にいるnangさん)にも拍手!
ギター しんどーーーはるいちーーーーー!!!
ここで何かを思い出す晴一さん。
(晴一)そういえば、こないだポルノが24年続いて人気がある理由はなにか聞かれて。そこにマネージャーが4人いたから、一番若い奴に「なんだと思う?」って聞いたら、24年間ポルノが続いた理由を「人柄ですかねぇ」って。近所の掃除してるおばちゃんか!
とはいえ、人柄だけではないけど、やっぱり人柄でついてってるところはありますのであながち間違いではないかと思います。ホールでは永遠にSDGsの話してたなぁ晴一さん。
ボーカル おかのーーーあきひとくーーーーん!
(昭仁)暁を作る時、ブレとか迷いが少なくなったなぁと思って。若い時は、作品を作る時、イメージとして、J-POPという漠然とした大海原に石をぼちゃーんとなげて波紋がどういう風になるかな〜と思って作っていた。
でも今回は、届ける場所がはっきりしていたから。それはファンのみんな。みんなが聞いたらどう思うかな、と気にいってくれるかな、とイメージすることで、迷いなくぶれなくできたアルバムだと思う。ファンに届いて、心に響いたらSNSで布教活動なるもので広げてくれるのが非常にありがたい、いい関係だと思ってます。これからもみなさんの心に波紋がたつような作品が作れたらいいので、これからもついてきてくれたら嬉しい。ありがとう
毎度ここのコメントで情緒が大洪水を起こす。
確かに、ポルノはJ-POPという、ジャンルがあってないような曖昧な大海で、すごくもがいてきたっていうのを、18年活動を追ってて感じてた時もあるし、ポルノ以外のバンドを知って、そのもがきや葛藤みたいなのがなんとなくでしかないけど分かる時があって、なんかしんどいなぁと思った時期もあった。
でもほんとにここ数年は、そういう"迷い"が全くないわけではないかもしれないけど、吹っ切れたのとも違うけど、視界がクリアになってるような、ポルノグラフィティというジャンルを確立したというか、どっしりとした構えになって、初めて今回のアルバムを聞いた時、そういうかっこいいと同時にある安心感のようなものを感じたので昭仁さんのこの言葉はとても腑に落ちた。
でも、まさか、ファンに向けてというマインドだったのかぁ、それをこういう場で言葉にして伝えてくれるんだと嬉しくなった。
なんか推しにそう思ってもらえてると思うと、ファン冥利に尽きるというか、なんか本当にポルノからもらっているものと同じ質量のものを二人にあげられている自信は全くないんだけど、それでも何かが届いていればいいなぁと毎回思う。
EN.3 ジレンマ
全部出して帰る覚悟はありますか!あほになって全部出し切って帰る覚悟はありますかーーーー!タイム。
あの、私もきつい。体力が。多分ステージも、体力がきつい。
でもやっぱりポルノのライブは「ジレンマ」じゃないと終われないよね〜〜〜を確信するラスト!1曲!ジ!レンマ〜〜〜〜〜〜〜〜!
この後に及んで謎ムーブで端から端まで走り回って「よいしょ!よいしょ!」と叫びながら飛び跳ねて歌ってる48歳おかしいって!!!!!愛してるよ!!!!!
間奏のソロパート、武道館最終日、ドラムの豊夢さんがなにか振り切れて、スティックぶん投げたと思ったら素手でドラムバシバシ叩き出して「なにこれええええ」って叫びかけましたし、昭仁さんも思わず「手!?手!!!?手ええええ!!」って!
寛雄さんは前のツアーからあんまり言葉数多い人ではなさそうなのだけど、ベースぶいぶいカッコ良かったです!そうか、豊夢さんと寛雄さん、レキシのサポートもやってるし、バンド結成もしているということで安心安定のリズム隊だったんだな!
tasukuさんは「今宵、月が見えずとも」の一節〜〜!上がる!tasukuさんもあんまりしゃべらないけど、いつも昭仁さんにチャチャ入れられてにこにこしているのが微笑ましいし、晴一さんとギターセッションするときめちゃくちゃかっこいいです!
みなちんさんは「サウダージ」の一説!みなちんさんはUNFADEDの最終日の挨拶で「ポルノのサポートやる前は終活しようかな〜と思ってたんだけど、ポルノのライブ参加してやめた」みたいなことを仰っていた記憶があって、なんか、その気持ちわかりますの気持ちを抱えて早4年です。
出会ってからサポメンも様変わりしていくけど、本当にみんな素敵な人ばっかり!
私はすっかり右足の裏が吊りかけながらも出すもの出したぞ!
昭仁さんの「あんたらは最高だから!胸張っていけ!自信持ってけ!」はいつ聞いても、明日から頑張ろうと思えるし、それなのに「ファンはワシらの誇りじゃ〜〜〜」まで言うたからもうそんなこと言ってもらえるファンであり続けたいと思います!
行くたびに、なんだか根拠のない自信が湧いてきて、楽しくてあほになっちゃって、たまにこの人たち何言ってんだろうなっていうMCに苦笑いをし、しかしひとたび演奏が始まるとそのかっこよさに痺れ、遅れて来る筋肉痛に思い出を感じ、つまり、私にとってポルノグラフィティが光なのだと思うわけです(「恋は光」みたいになってしまった)。
私は結構2,3個のことなら同時進行して対応できるタイプだと思うのだけど、ポルノのライブ前後、ツアー中なんかは特に、全ての意識をポルノに全振りしてしまっていて、仕事なんて手に付かない。けど、仕事で嫌なことがあっても「あぁ私はこの曲生で浴びちゃったしな」マインドで乗り越えられそうな気がします(有効期間は短めですが)。
今年はとりあえずライブはお休みかな、と思いますが来年は25周年イヤー(5年経つのはやくない?)なので、少しだけ期待をさせてもらって、今年はエナジーチャージをしながら晴一さんのミュージカル観に行きたいです。
ポルノチームのみなさまも、ファンのみなさまも、次会う時まで元気でおってくださいね!
総括
25箇所29公演。
2回目のコロナ禍の中で開催されたツアーは、声は出せずとも、本当に楽しかったツアーだったし、コロナやインフルで公演がかけたりすることなく、みな健康にツアー完走できたことがなによりおつかれさまでした!
前回のツアーは関東周辺に留まっていたのだけど、今回は久しぶりに西の方に遠征もできて、それも楽しかった!
そして、なぜか分からないのだけど前回のツアー 続・ポルノグラフィティ よりも、ツアーが終わったあとの喪失感が大きくて参っている。
もう今年終わりでよくない?(よくない)
余談
ちなみにここまで10000文字以上も書いてしまったにも関わらず、最後まで読んでいるポルノファンではないという方。1/27まで配信アーカイブで武道館最終日見れますよ(小声)3600円で見れますよ(小声)
チケット代は9900円だったのでだいぶお得ですよ(小声)
11月の公演のMCはサッカートーク多め。
12月は昭仁さんがいかにオーラがないかトークが盛り上がったなぁ。
12/27のTDCでは、ジレンマ終わってみんな一列に並ぶ時、ひょこっと晴一さんが私たち側に来て、ばっちり目があって、ペコって軽いお辞儀してくれた…!(not 錯乱)90%くらいの精度で目があった気がする!晴一さんと目が合うなんて滅多なことだ!と騒いでたら10年前の六本木のライブハウスでも「目があった!」と錯乱している自分のツイートを発見したときの現在の私の気持ちを140文字で述べよ。
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