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遠くの高いところにあるもの
こっそりと、カメラのレンズを新しく買った。
使いやすくて軽いので、ここしばらくずっとこのレンズを使っている。
レンズを換えると、見える世界も撮るものも全然違ってくるので面白い。
最近は、空を見上げてばかりいる。
そうして、少し遠くの高いところにあるものばかりを撮っている。
都会の空は狭いけれど、面白いものが写る。壁石のはがれた古いアパート、色あせた看板、レトロなタイポグラフィー。
見慣れている人にとっては、ダサい、つまらない景色かもしれないけれど、遠くに見えるものをこうやって切り取って見ると、なんだか味わいがあって面白い。淡くて、少し懐かしい、こうした景色をなんとなく残すのもいい。
レンズを通してみると、こうした新しい発見がある。普段みえないものがみえる。これまで意識してみていなかった景色が、変わって見える。
そういうことがあるから、カメラはやめられないし、レンズの沼にずぶずぶとハマっていくんだなぁ。
今度は広角のレンズがほしいです。
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