行こうよ、みんな
最近、いろんな人を応援している。
春から新しいことを始める人が、周りにたくさんいるから。
走り出す最初の勢いは大切だから、思い切って背中を押したい。
23歳と24歳の若者が、大阪でホステルを開業しようとしている。それだけで、すごいことなんだけど、彼らには本当に学ぶことが多い。
人とのかかわり方が、優しい。
彼らはつながる、広がる、そんなコンセプトを打ち出しているけれど、そういうことに馴染めない、人とつながることが苦手な人もいる。
応援してくれる人は彼らの周りには多いけれど、なかなか積極的に関われない人もいる。
そんな人にも、常に前を向いて走り続けないといけないはずのときに、たまに後ろを振り向きながら、やさしく声をかけて気を遣っている。
夢見がちで、わくわく感で視野が狭くなりそうなときに、そういう視点が持てていることが、とても良い。
たぶん、あまり多くないであろう年の離れた支援者として、わりと遠慮なくダメ出しもしてるけれど、ごちゃごちゃした文章から、彼らの思いは十分伝わっている。
大阪には、こういう開かれた場所があるようで、少ない。常連の内輪だけで盛り上がってしまう、そんな場所が多くて、適度な距離感、空気感のなかで思い思いの過ごし方のできる居心地の良い場所が、もっとあるといい。
下に、紹介する記事も、素敵なホステルだなぁと思った。楽しい夜を過ごせる街で、安心して眠ることのできるホステル。
「行こうよ、みんな」は、あるゲームで最終決戦のまえに主人公が口にする言葉だ。その後、仲間に「やめてくれよその気の抜けた言い方、『行くぜ!!』くらい言えねぇのかよ」とツッコまれて頭をかくのだけれど、このやさしい言葉が好きだ。
もちろん、出来上がったホステルにはみんなで行きたいし、クラウドファンディングが始まったいま、「行くぜ!」の気持ちで、でも彼らのやさしい在り方をみて、この言葉を思い出した。行こうよ、みんな。