少子化の問題はそんなに分かりやすいものだろうか?
とてもわかりやすく、数字でまとまっているな、と思います。
とはいえ、そんなにわかりやすく数字で解きほぐせる問題なら、なぜ今まで解決されなかったのだろう?と疑問は残る。
実際に、以前ちょっと調べただけでも、シンクタンクも、経産省も、ビジネス雑誌ですら、少子化対策=子育て支援ではない、若年層の安定的な雇用を、と言っている。
数字でみると、わかりやすいのに、実際に対策しようとすると難しい。
考えてみれば難しいに決まっている。結婚するのもしないのも、子どもを生むのも生まないのも、とても個人的な意思決定で、誰かに介入されてまで、やりたいものではない。
個人のそれぞれの100人いれば100通りの人生があってそれが尊重されるべきなのに、無理矢理にでも一律にみんなが結婚して子どもを生んでいた頃に比べれば、当然子どもの数は減っていく。どうすればいいんだろう。
原因は、数字をみれば誰でもわかるのに、うまく対策できない。できていない。政策を考えている賢い人たちも、私みたいなのでも、ちょっと調べればすぐにたどり着く答えに、たどり着いていないはずがない、と思う。
どこか、別のつまづきポイントがあるんじゃないだろうか。あるいは、数字じゃない、違う観点での分析や伝え方みたいなのがあるような気がしている。
「みんな」への呼びかけ方、当事者意識の変え方、あるいは、敵をつくらない伝え方、そんなやり方は探せばいろいろある。こういうきっかけづくりみたいなのは、最近面白いなと思っている分野でもある。
なにかひとつの正解があるわけでもないし、でもなんでもかんでも試すわけにはいかない、急いで解決したい問題でもある。とても複雑だけど、いいやり方やアイデアは簡単に共有できる時代だから、みんなで考えてみんなで答えを探りたい。
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