携帯用お茶セットをお披露目します。【今週の#妄想お茶会】
いつも #妄想お茶会 を楽しみにしてくださっている皆さま、大変ありがとうございます。
今週は携帯用のお茶セットを使って #妄想お茶会 を開催いたします。
このセットには中国茶を淹れる最低限の茶器一式が入っていて、セットの他に用意すべきものはお湯と茶葉のみ。
お抹茶や煎茶、そして紅茶の野点(のだて)セットに比べると、とてもコンパクトです。
こんな風に茶器一式が入っています。
全部出してみます。
左上の器は「茶海」としてピッチャーの役割にもできますし、お湯を張って茶杯を洗うのに使うこともできます。
右上の「蓋碗」はお茶を淹れるための茶器です。
蓋で茶葉を抑え、急須の役割を果たします。
もちろん、茶杯としても使えます。
画面下の6個の「茶杯」はそのまま茶杯です。
右側のステンレス製の物体はピンセットです。
ピンセットは茶杯を洗う時などに使います。
お湯が熱いので、素手では持てないからです。
では、お茶を淹れていきます。
今回用意した茶葉は、鳳凰単欉茶の【乌岽古树茶(うーとんこじゅちゃ)】という名前のもの。
鳳凰単欉茶(ほうおうたんそうちゃ)は烏龍茶の一種で、広東省のお茶です。
【乌岽古树茶】は中国大陸の簡体字なので、日本人が分かりやすい繁体字にしてみます。
【烏崬古樹茶】。どうでしょう?
鳳凰単欉というのはもともとは1本の茶樹からとった茶葉で作るお茶でしたが、接ぎ木などで茶樹を増やしたため、現在では同じ種類の茶樹を使って作られているそうです。
広東省潮州市の鳳凰山のお茶のことをさしますが、とにかくたくさんの種類があります。
この【乌岽古树茶】は【乌岽】という種類の鳳凰単欉になります。
分かりづらいですよね。。。
難しい説明はここまでにして、お茶を淹れていきましょう ♪
茶器を温めた後、蓋碗に茶葉を入れます。
この後、お湯を入れて捨て、またお湯を入れてお茶を淹れます。
その後、蓋碗から茶海にお茶をうつします。
今度は茶海から茶杯に淹れていきます。
そうするとほぼ6杯分。
携帯用なので、茶托はありません。
直接茶杯を置いていきます。
今週のお茶請けは食パンにバターを塗った上に「Creap」を乗せて焼いたスナックです。
フィンガーピックサイズにしてみました。
つまみながらお茶をお楽しみください。
【乌岽古树茶】はドライフルーツの香りがします。
今までは何の香りかうまく説明できませんでしたが、最近飲んでいて思うのは「アプリコット」な気がします。
多分、「アプリコット」。。。
ほうじ茶のように焙煎がされているけれど、「アプリコット」の香り。
この【乌岽古树茶】はマカオの茶業博覧会でお茶屋さんが一押しの茶葉だったので購入したものです。
一緒に行った茶友が広東語から中国語に訳してくれたのが「今年のお茶はおいしいのができた」とのことで、購入できる金額だったから買ったもの。
だけど、実は試飲した他の茶葉の方が当時は好きな味だったのです。
熟成されたと表現して良いのかわかりませんが、当時の味よりも今の味の方が香りがたって私は好きです。
では、今週も良い1週間になりますように ♪