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【こどもの要求にはあらがえない】あるこども中毒者の話

現在夏休み中。
日中はこども達が在宅中。
朝の送り出しという「義務」がないために、起きる時間も遅い。

加えて殺人的な暑さ。
そして、こども達の学校イベントが終わったので緊張もなくなり、ダラダラする日々に突入。

これじゃいけない!と気持ちを変えるためにお茶を淹れようと思うものの、茶壷を出すまでのテンションにはならず。

こども達も飲むだろうと思い、大容量に淹れました。

が、キッチンに置いたまま&マグカップで飲んでいたためか、こども達からお茶を要求されることがないまま時間が過ぎていきました。

3時を過ぎたころ、こどもの1人が「お茶飲みましょう♪ 淹れてください」とやってきたので、「これあるよ?」と飲んでいたお茶を指すと「あったかいのが良い」と。

「あったかいのが良い」とは、茶壷を使って淹れて品名杯に入れた状態にしたお茶を飲みたい、という意味です。
つまり、お茶の時間を楽しみたい、という意味でした。

母親だからわかるのか、こどもが策士なのか、どっちだろう?

「あったかいのが良い」という言葉だけで察してしまうのは甘やかせ過ぎだな。。。と内心苦笑しつつ、またいつもの「何飲むの?」のやりとりを始めます。

こどもは自分が好きな【景谷古喬木生普洱】と言いたかったようです。

だけど、名前はおぼえていませんでした。
だけど今回はちゃんと【プーアール茶】と言っていました!
一歩前進!!!

で、名前が出ずに悩んだ結果、「そのお茶は?」と私が淹れていた【2008年オリンピック記念茶餅】を飲みたがりました。
そして、一口飲んだらニコニコして「これが良い!」と言い、自ら名前を聞いてきました。

「【2008年オリンピック記念プーアール】だよ」
※茶餅とは教えず、プーアール茶と教えました。

というと「オリンピック記念。。。」とつぶやき、なんとか記憶に残そうと奮闘しているもよう。

大丈夫だよ。
あなたの語彙力の中に「オリンピック」があるなら、たとえ【2008年オリンピック記念茶餅】ってフルネームで出てこなくても「オリンピック記念」と言えば、母が喜んで出してあげるから。


かくしてだらけた日々を立て直すため、だけど茶壷を用意するまでにはいたらなかった【2008年オリンピック記念茶餅】を結局茶壷を用いて淹れることとなりました。

だけど、このお茶は一般的な【プーアール茶】と違って硬く圧縮されているので、削って茶葉を用意して飲んでいるお茶。

↑ こんな風にパン切り包丁でガリガリ削っています。

削っているため茶葉が細かくて、茶壷で淹れるとつまるのでちょっと手間がかかるお茶です。

だけど、お湯を沸かし始めた時からすでにこどもはニコニコそわそわと椅子に座ってスタンバイし、細かい茶葉がつまって時間がかかっている私に無邪気に「まだですかー?」と声をかけてくる。

せっつかれながらもなんとか準備したお茶セットがこちら。

スタンバイしていたこどもが飲もうとしたら、いつの間にか来ていたジャイアンに最初の一杯を奪われたらしく、勃発するけんか。

母は次の煎を入れるのに忙しいのでスルー。

そんなことをしながら淹れても、こども達がどんどん飲むので供給が追いつかず。

キッチンとリビングを何度も往復しているのに、ぜんぜん間に合わない。

間に合わないので、もともと淹れていたガラスポットの方のお茶も一緒に淹れて提供することにしました。

こども達は "お茶がとぎれなければ良い" ので、とくに不満もなし。

結果、だらけた日々を立て直すためのお茶も無駄にはならなかったし、茶壷を出すまでの気持ちも引き出されました。

結果オーライってことで良いのかな?

サポートいただきありがとうございます。 いただいたサポートでお茶を買いに行き、記事にさせていただきます😆