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私とこどもの「回転寿司に求めるもの」の違い 【#子育て】
以前住んでいた家から徒歩10分ほどの場所に、私が知る限り3つの回転寿司屋さんがありました。
1つはイオンの中に入っていたチェーン店。
あとの2つは「すし銚子丸」と「かっぱ寿司」で、この2店が他のお店を挟んで隣接していました。
私が好きだったのは「すし銚子丸」。
回ってはいるけれど、職人さんがレーンの中にいらっしゃって「お好きなネタをご注文ください」といつも声をかけてくれていました。
対して「かっぱ寿司」は「銚子丸」の倍くらいの店内の広さで、注文はタッチパネル。
座席は複数の列が配置され、それぞれの列にレーンが走っていた、と記憶しています。
タッチパネルで注文した商品は店員さんが持ってきてくれるか、特急列車を模した運んでくれる機械が直接自分たちのテーブルまで運んでくれるため、こども達に大人気。
全てのお皿が100円だったこともあり、いつも家族連れでにぎわっていました。
ママ友から「かっぱ寿司」はこどもが喜ぶ、と聞いて一度行ってみたら、わが子もとても喜び「電車のお寿司💕」と認識するようになったようです。
うん。
「かっぱ寿司」はエンターテイメント性があるよね。
お財布にも優しいし。
でも、母はおいしいお寿司の方がもっと好き💕
だから家族でお寿司を食べに行った時、現地で「『美味しいお寿司』と『電車のお寿司』、どっちが良い?」と聞いたら「電車のお寿司!」と即答された時には思わず絶句してしまったのよ。
ルンルンで店内に入るこどもとは対照的に、母は恨めしい気持ちを隠せないまま、「銚子丸」を背に「かっぱ寿司」に入ったの。
「かっぱ寿司」は「かっぱ寿司」で美味しかったし、こどもが喜んでくれたのもうれしかった。
もちろん、お財布にやさしい会計になったのもうれしかったよ。
だけど、あの日母は思い知ったの。
母と子で回転寿司に求めるものが違うことを。
あの日からたくさんの年月が経ち、今では母と同じように美味しいものを求めるようになってきたね。
でも、母はあの日のショックを一生忘れまい。
この先「銚子丸」を「かっぱ寿司」を見るたびに、きっと何回も話し続けるよ。
そしてこどもよ、いつか母と同じ思いをする日を迎えてごらん。
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