情報を開示することが最大の自己防衛になる、と感じている話 Part 2
この記事は前回の続きとなります。
Part 1 はこちら ↓
長子が小学校1年生の時にトラブルに巻き込まれて私の心が傷ついた経験から、私は新年度になれば担任の先生に一筆書くのはもちろん、最初の保護者会で必ず「もしもこどもがご迷惑をおかけするようなことがありましたら、すぐにご連絡ください。早急に対応させていただきます。」と伝えるようにしています。
なぜこの一言を伝えるようになったのかというと、長子が小学校1年生の時にトラブルに巻き込まれたからです。
1年生の時はクラスメイトの1/3が同じ幼稚園出身でしたが、こどもは新しいお友達も作っていました。
そして、2年生では同じ幼稚園出身の濃密さ具合がかなり薄れたクラスとなったこともあり、最初の保護者会で冒頭の言葉を述べてみました。
このフレーズは他のこどものクラスでも欠かさず伝えますし、学年が変わるごとに毎年言っています。
それが功を奏したのかは分かりませんが、学校で何かあった時に先生からすぐに連絡をもらえるようになり、当日(遅くても翌日)に先方の保護者の方と直接話をして早め&円満に解決できるようになりました。
新年度最初の保護者会で先生が「簡単な自己紹介と家でのお子さんの様子を教えてください」というのは、子供の取扱説明書が欲しいから、ですよね。
新しく知り合った人との距離感をつかんでいくのは、けっこう骨が折れること。
でも、もしも事前に開示されている情報があったら助かります。
わが子の同級生に発達障害がある、と保護者の方が公表している子がいるのですが、同じクラスになった時の最初の保護者会でお母さんからその子の特性についてお話があったことを覚えています。
たしか「大きい音が苦手」とあと何か一つ。
今は覚えていませんが、当時メモをとり、帰宅後にこどもの話をしました。
「〇〇さんは大きい音が苦手なんだって。だから〇〇さんの近くでは大きい音を出さないようにしてあげてね」と。
こどもは私の話をしっかり聞き「分かった」とだけ言っていたと思いますが、その後の個人面談で先生からこどもがクラスメイトの特性を配慮して接していることを教えてもらいました。
〇〇さんとは数年ぶりに同じクラスになり、また今回もお母さんが最初の保護者会で情報開示をして下さり、その中で「一応今までは他害をすることは無かったのですが」と枕詞がついていました。
その枕詞、お母さんが今まで情報開示をしていたからつけられるようになったんですよね!
お母さんが話をしてくれたことで、周りの子供たちが〇〇さんに対して嫌がることをせず、正しく関わっていくことができたから。だと私は思っています。
人間関係を構築していくのに自分の情報を何も出さずに相手に「察しろ」というのはあまりにも身勝手だし、効率が悪すぎます。
特にもしも自分が苦手なことがあるならば、最初から伝えておいた方がお互いスムーズにつき合えると思いませんか?
私の伝えている言葉は情報開示には当たらないかもしれませんが、少なくとも「私はこどもに無関心じゃありませんし、何かあったらちゃんと対応します」とアピールはできていると思っています。
我が家は出席番号が最初の方なので、自己紹介の時に私が「もしもこどもが・・・」と伝えると、同じように情報開示される方が続出します。
もちろん全ての保護者の方がお子さんのことを話してくれるわけではありませんし、「悪気があるわけではないのですが。。。」とお子さんをかばいながら話をされる方もいます。
それでも話してくれることは、本当に価値があると思います。
少なくとも私には大きな価値があります。
クラスメイトの特性を知れることで、こどもがクラスメイトが嫌がることをしてしまうことを避けられるし、万が一なにかトラブルが起きても保護者の方のスタンスがわかっていたら連絡するときに必要以上に身構えることも不要になるから。
この処世術を使い始めてから早数年。
長子も含めてこども達全員が大きなトラブルに巻き込まれることなく、平和に集団生活を送れています。
もちろん、背景にはこども達が成長してきて他者との関わりを学んできている、というのが大きいのですが、予防対策をしているという自負が私自身の気持ちを軽くしているのも事実。
自己満足に過ぎないかもしれないし、もしかしたら先生判断で学校内で解決済みとなった案件も有ったのかもしれない。
それでも私の心へのダメージは可能な限り少なくしたい。
だから私はこれからも自己防衛を続けていきます。
長くなってしまいましたが、これらの理由から私は情報を開示することが最大の自己防衛になる、と感じています。
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