日記

日記アプリを開くと、｢今年度の日記はありません｣と言われた。むずかしい。

新宿三丁目で降りて、都営新宿線から丸ノ内線へ乗り換える。改札を入ってすぐ、｢DUGにでも行こう｣と思い立ち、3歩で切り返した。

東京は忙しい。家賃は高いし、通勤は不快なうえ1時間かかる。渡さんが｢住むなら青山｣とか言ってたけど、青山だけで暮らせるならそれでいいかもしれない。実際は銭がないので故郷へ帰った方が身の為なのだが。

銭がないと言いつつ、無い銭を遣ってしまう馬鹿で、こんな文章を新宿で飲みながら書いている。東京に出てきてもうすぐ6年になる。東京は嫌いだ。まさしく｢眺めるなら申し分なし｣だが、生活をするのはなかなかハードなものである。とはいえ、たった6年、しかもうち4年は三鷹の森に引っ込んでいた僕だ、せいぜいまだ｢東京体験期｣じゃなかろうか。｢｢仕事帰りにふらっとDUGに寄る｣ことができる生活｣を体験していると思うと、なかなか良いものだ。

こんなことを言っていると、しまいには｢人間体験期｣と言う羽目になるので、ここで終いにする。

何者でもない、ただいるだけ、それを続く限りやってみるだけ、それでいい。
よく分からなかった。ネグローニが薄まった。