【こども目線子育て】学年1位になるための本当に響いた10の言葉①
こども目線子育てとは?
こども目線子育ては、こどもと同じ目線に立って行う子育ての進化系である。同じ目線に立ってもこどもの気持ちは簡単には理解できないだろう。大人になるとこどものときの記憶はどんどん忘れて行ってしまうからだ。そこで、こどもを卒業して間もない私が実際に経験した気持ちや事柄を親御さんに伝えることで子供の気持ちの理解を手助けしようという取り組みである。
本当に響く言葉とは?
読者の方は、ほとんどが大人だと思うが、人生において大事だと思った言葉や心に刺さったり、自分を作り上げる一部になった言葉が少なからず一つはあると思う。特に、子供時代に受け取った言葉は今後の自分の人格や人生に大きく左右する。そこで、まだこどもを卒業して間もない私が実際に響いて大切にしている言葉を紹介したい。また、私がどんな人生を送ってきたかは自己紹介の記事を読んでほしい。
本当にこどもに響いた言葉10選
1.よそはよそ、うちはうち
この言葉は、全国のお母さんのテンプレート的な言い回しだと思う。
高校生までは私はこの言葉が嫌いだった。なぜなら、親が言い逃れするための常套手段だと考えていたからだ。
ただ、この言葉は相手からの評価を気にしすぎることなく自分がしたいこと、自分らしさを出すことの大切さを後に教えてくれた。他人指向型になりすぎる現代の若者にとっては心に刺さってほしい言葉の一つである。
注意してほしいのが、○○君は成績がこんなにいいのに何で出来ないの?などと否定することだ。子供は矛盾に対して敏感なセンサーを持っている。かくいう私も、「よそはよそ、うちはうち」と言っているのになぜ外と比較するのかと思い、意味が分からなかった。こういう疑心が親への信頼をなくすきっかけになる。
2.自分より下を見てもしょうがない上を見ろ
私はこの言葉のおかげで学年1位の成績をとれたといっても嘘じゃない。学校内には多くの誘惑があって、勉強をしない理由なんていくらでもある。
あの子はずっとゲームばかりしていても生きていけるのに、なぜ自分は勉強しないといけないのかと何度も思った。
最初はこの言葉に反発していたが、高校に入ると自己成長のための考え方の一つとして戦略的に取り入れることができた。自分よりすごい人は見上げればいくらでもいる。それだけで努力する理由は充分だろう。
3.朱に交われば赤くなる
この言葉の意味は、関わる友達や先輩に習慣や行いが感化されるという事である。学生生活を送るうえでこれ以上大切な言葉はないのではないだろうか。
付き合っている友達が優秀であれば自分も相乗効果で優秀になろうと努力できる。反対に、常に遊んでいる友達と仲がいいと遊ぶことが標準になってしまい自己成長の場を失うことになる。
簡単に言うと、自分が尊敬できる奴と仲良くしておこうという事だ。私自身、意識的にこれを行ってきたことで、成績を伸ばすことができたと自負している。「自分より下を見てもしょうがない上を見ろ」にも繋がってくるが、上を見るためには身近に自分より上の友達がいる環境の方が明らかに実践しやすい。
こどもにこれを伝えて本質を理解してもらうことが難関である。成績が上下であるとか、下の人を見下せばいいという話ではない。何かに全力で取り組んでいたり、人として尊敬できるかがここでいう自分より上の人間なのだ。
4.自分がされて嫌なことは相手にしない
これは定番の言葉だろう。ただ、定番というのは親がよく言うだけであって実際にこどもに伝わっているのかどうかは別の話である。この言葉は、全こどもに確実に響くテンプレートランキング1位だろう。幼稚園児からでも実践できる。
私は、現在小学校低学年を中心にゴルフを教えているのだが、こども同士がけんかをしているとある子が「自分がされて嫌なことは相手にしちゃだめなんだよ」と言っている姿をみて改めてこのワードパワーの素晴らしさを思い知らされた。
胸の中にこの言葉を常に留めておくことで心優しい人間になれること間違いないからだ。
5.常に相手のいいところを見つけよう
自分が小中高で尊敬してきた相手ってなにが共通しているのかと思ったときに、相手のいいところを見つけるのが得意な人たちだったんだと思う。
しかし、いざ自分で意識してやってみると、いいところをみつけるって結構難しい。高校生の時に気づいたのではもう遅かったのかもしれない。
人間は相手の悪い面に目が行きがちだ。特に子供は揚げ足取りが非常にうまい。かくいう私もその一人だった、、
でも、やっぱり周りに人が集まってくる人間はカリスマ性なんかなくとも人のいいところを見れる人格者ばかりだ。幼いうちからこの教育を受けることで、他の人より何ステップも先の優しい人になれることは経験から確信できる。
おわりに
今回は、私が大学生まで成長してくる中で本当に大切だと思った言葉を5つ紹介した。長くなってしまうので、もう5つは別の記事に書こうと思う。
成績をとるために大切だった言葉、私の内面を作り上げた言葉、影響の与え方は様々だが一つ言えるのは、これらの言葉たちはどれも人生を変える力を持っているという事だ。これらをうまく活用して、読んでくれた人、そのこどもたちの助けになることを願う。