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秘すれば花、という話。
幸せを届けたい不動産屋、坂下です。
先日、ニュースを見ていると、美濃加茂市長が名古屋市長の件で批判されている記事がありました。
何事か「???」と思って記事を読むと、
『美濃加茂市の特産干し柿をPRしようと、名古屋市長を訪れた際に、名古屋市長がその干し柿にかじりつき、その横で美濃加茂市長が満面の笑顔で立っていた』
とのこと。
いったい、これのどこか(誰が)批判されることなんだろう???
という感じですが。。。
どうやら、批判の真相は、笑顔で立っていた美濃加茂市長へ向けられたもので、
批判内容としては、
『1000年の歴史がある尊い干し柿で、正しい食べ方で食べてもらうのが本当のPRではないか?なぜ美濃加茂市長は正しい食べ方で食べてもらわなかったのか?生産者の中には侮辱されたと感じた人もいる』
とのこと。
と、まぁここまで聞いても、なんで批判しているのか僕にはさっぱりわかりません。
干し柿だもの、食べて美味しい、と思ってもらうのが一番のPRだと思うのですが、どうでしょう。
正しい食べ方(とういうのがあるならば)で、という言い分も少し理解はできますが、
干し柿だもの、食べてもらってなんぼ、という気がしてしまうのは僕だけでしょうか。
1000年の歴史に誇りをもって生産されるのは、素晴らしいし尊いことだけど、
それを消費者側に押し付けるような感覚はちょっとズレていると思います。
尊重されるべき歴史もあるし、変化していく時代もあります。
食べ方は、基本その方が美味しいと思う食べ方で食べてもうらうで、いいじゃん、って思いますが。
生産者の思いを踏みにじるような行為は批判されても当然ですが、
正しい食べ方で食べてもらわなかったということで批判されるのは、筋違いではないかと。
美濃加茂市として「正しい食べ方も含めてPRしていこう」と決まっていたのなら話は違ってくるかもしれませんけど。
干し柿に対する思いは大切だけど、それを心の中に秘めて、
「食べ方は自由。美味しく食べてね」
と言える度量があってもいいと思う。
せっかく、素晴らしい干し柿を生産しているのだから。
不動産でも同じ。
どれだけ良い物件でも、「これだけの物件だから、こうやって使って」なんて押し付けられないです。
その物件をどう使うかは、購入された人次第。
購入した人の生き様が物件に現れてきます。
物件に対する思いはあります。
物件愛が強すぎて、
それを押し付けることは無いように気を付けること、それが大事です。
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坂下 久也
株式会社ハウスアイビー 取締役
長良川行政書士事務所 所長
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