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事実と意見の違い

何かを判断する、あるいは決断する時に気をつけなくてならない大前提がある。
と、さも当たり前のように書いてはいるが、僕も最近知ったことなんだけど。

よくよく調べてみると、結構有名というか、よく知られた考え方みたいなんだけど、僕自身はすごく「目からウロコ」だったので。

気をつけなくてならない大前提とは何か?
それは「事実」か「意見」かをしっかり分けて考えるというもの。

判断すべき対象が「事実」の場合はそれが正しいか正しくないか、または嘘か本当かを区別できる。
対して「意見」の場合はその正誤はどこまでいっても区別できない。だって、意見だもの。その人にとって正しければ他人にとって間違っていても問題ないわけで。

それで、問題なのは「意見」を「事実」とすり替えて判断してしまうこと。
これが最大の問題。

そんなことってあるのか???

と思いきや、世の中そんなことばっかりだ。
世に出ている主張のほとんどは「意見」だし(当たり前)、その意見の正当性を主張すればするほどその意見を「事実」と思い込んでしまう事になっていく。

お~怖っ

例えば。
AI(人工知能)が発達すれば人間の仕事が奪われる。
これは事実?それとも意見?

おそらく(というか確実に)意見でしょう。
だってAIが発達して人間の仕事が奪われるかどうかなんて分からない(決まってない)。

それなのに、AIは人間の仕事を奪うものだから、機能を制限するような開発をしなければならない、という判断を下すのはとても危険だったりする。
意見を事実みたいに扱って、それに従って行動すれば、事実が全く違った場合にどうなるのか?ということ。

もちろん、自分の意見に従って行動するのが悪いわけではない。
重要なのは、それが意見であると認識した上で行動すること。
事実が出た段階でフィードバック出来るかどうか。

事実は事実。
意見は意見。

事実をベースに自分の意見を乗っけていけたらいいなと思う。

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