コンテンツは生み出さなくてもいい。という話。
先日、本屋に行って2冊衝動買いした話を書いた。
そのうちのもう一冊の話。
買った本は竹村俊助著「書くのがしんどい」という本。
そんなあなたが書けちゃう、って言ってくれてるので、つい買ってしまった。
僕は毎日、文章を書かないといけない、と思いつつなかなか書けないでいる。
会社のブログが2つ、会社のインスタとフェイスブック、個人ブログ、個人のツイッターにインスタ、フェイスブック。なんやかんやと書かなければならない。
もちろん、仕事でメールやらLINEやらも山のように書いている。
最近では会社のメルマガやユーチューブの概要欄のテキストも。
日増しに書かなければならないことが増えている。
実は、書くこと自体は嫌いではない。
むしろ好きな方だ。
その昔はコピーライターをやっていたこともあったし、小説なども書いては文学新人賞に応募したことも何回かあった(もちろん箸にも棒にも引っかからなかったけどね・・・)
でも、これだけ書かなければならないことが増えてくると、流石にちょっと苦痛になってくる。
だいたい、文章を書くのってめっちゃ頭を使うし、疲れるのだ。
著者の肩書は「編集者」。
さて、編集者ってそもそも文章書くの?という疑問もあったけど。
でも、まさに本書の内容はその「編集者」になっちゃえよ!といった内容だった。
どんな事かといえば文章を自らの内面から作り出すのではなくて、自分以外のものを伝えていけばいい、と。
「コンテンツメーカー」ではなく「メディア」になれと。
これ、すごく楽になるワード。
何かオリジナルなものをクリエイトしていかなければならない、と思い込むと苦しいけど、自分が「いいな」「面白いな」「変だな」と思ったことを発信していく、それで自分の輪郭を浮き彫りにする。
この発想はちょっと「目からウロコ」だった。
本書の中には文章を伝えやすくする、読み手に広くデリバリーするといったテクニックも語られるけど、僕はこの「コンテンツメーカーではなくメディアになる」の一文が印象的だった。
ある程度文章を書いてきて、それでもイマイチ成果が出ない人に読んでほしい本だ。